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「SDGsを考える会」リーダーインタビュー第3弾 ジェンダーチーム編

こんにちは!西川コミュニケーションズSDGs広報チーム”つつつ”です。「SDGsを考える会」のリーダーインタビューも、いよいよ第3弾となり、各チームリーダーのお話を伺うと、何もない所からスタートしていく難しさや、チームのミッションを実現させる困難など、たくさんのエピソードがありました。SDGsの取り組みとしては勿論、プロジェクトの進め方など、とても参考なります!!

ということで、今回はSDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について取り組んでいる【ジェンダー問題をテーマに話し合うチーム】(以下ジェンダーチーム)のリーダー、鈴木さんに“つつつ”メンバーである長谷川がお話を伺いました!



「ジェンダーチーム」の目的とは?

長谷川: 「ジェンダーチーム」は主にどんな目的を持って取り組んでいるのでしょうか?

鈴木: このチームに関しては、まず社長からはジェンダー問題が持つ「社会の負を解決すること」を目標にしてほしいと言われています。なので、私たちチームとしては『「目標5 ジェンダー平等を実現しよう」における社会課題を解決すること』を目的として取り組んでいければと考えています。

チームで考えている主な社会課題としては、「ジェンダー平等を実現しよう」において設定されているターゲット※1「あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。」をベースに、「女性・女児の地位をあげる」ことへの取り組みが大切だと考えています。
あと、これはSDGsのターゲットに記載はないんですが、「ジェンダー平等」という考え方からLGBTQに関して取り組んでいくことも、大切だと考えています。普段私たちがよく耳にする言葉としてはLGBT※2という言葉の方が聞きなじみがあるかもしれません。ですが最近ではクエスチョニングを意味する「Q」という表記が追記されることがあります。クエスチョニングは、自分自身のセクシュアリティを決められない、分からない、または決めない人など、性的マイノリティの方を表す総称のひとつとして用いられており、私たちのチームではその「Q」を含めて、取り組みができればと考えています。

最終的にはこの2つに焦点をあわせ、それぞれが抱える「社会課題の解決」が出来ればと思います。まずそのために従業員の皆さんへこの目標に関しての情報や知識を共有し、少しでも知っていただけたらという考えでいます。

※1「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲットに関してはこちら
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/goal5.html
※2「LGBT」に関してはこちら
https://www.moj.go.jp/JINKEN/LGBT/index.html



「ジェンダーチーム」ってどんなチーム?

長谷川: チームメンバーについてですが、人数やそれぞれの役割などがあればお聞かせください。

ジェンダーチームのメンバー4人

鈴木: つい先日新しいメンバーも加わって、今は僕を含めメンバーは4人になります。役割みたいなものは特になく、他のチームと比べて人数が少ないので自分達の出来ることを、やれる人がやっているといった感じです。  
このジェンダーという問題はとてもセンシティブなものではあると思いますが、SDGsの中でも特にこの問題が重要だと考えているメンバーが集まっているかと思います。

長谷川: チームの皆さんとは、どういった方法でコミュニケーションをとられているんですか?

鈴木: 私たちのチームは2週間に1回1時間ほどビデオ会議で集まり、定期的にミーティングをおこなっています。そこが基本的なコミュニケーションの場になっている感じですね。
この目標はセンシティブという表現をしましたが、そんな目標でも従業員の皆さんに少しでも知っていただくためにはどのような内容を伝えていくべきかチームで議論してきました。そこは1年間活動した中でも苦労してきた部分でしたが、みんなでいろいろ話していくことで、この問題への考え方の学びや、チーム内の結束力が高まってきている気がしています。

鈴木さんのチームミーティング風景

長谷川: リーダーについては指名制だったとお聞きしています。リーダーに指名された時のお気持ちを聞かせてください。

鈴木:  最初は正直、自分にできるんだろうか?みたいなところはありました。ただ、この目標に興味関心をもったきっかけが、今2歳半の子どもがいて子供に病気や何かあった時って、対応するのは妻なんですね。
実際、身近な家庭を見てみても、母親が早退して迎えにいくことの方が多いと感じます。以前、そんな現状に対して「それってどうなのかな?」と妻が“ポロッ”と言ったんです。

長谷川: 自分も5歳の子供がいるのでとても共感できます。一緒にやろうという意志はあってもやはり難しく「妻に頼ってしまっていることが多いな」と感じることがあります。

鈴木: そうですよね。このジェンダーの問題って女性の躍進、エンパワーメントのことを主なテーマとしてすごく言われているんですが、仕事でない部分も平等になっていかないと同じように働いていくことにはならないから、そこにも平等という考えや行動が必要になるのではと感じてます。

ただ、こういった問題もいきなり「大きくカイゼンしたい!」とかではなく、少しづつでもカイゼンできる会社全体の雰囲気作りに貢献出来たらなと思ってます。
そうすることで今働く従業員の方や今後入社して来る方も、より働きやすい会社だと感じてもらえるのではないかと考えています。
なので現在も、このチームのリーダーとして不安もありますがそんな想いも胸に、がんばって取り組んでいるといった感じです。今はとにかく前に動くことで背中を押されている感覚があり、まずは行動していくことが自分にとってもチームにとっても重要なんだと思います。



今現在考えている取り組みや、今後の活動について

長谷川: 今後の活動についてお伺いできますか?

鈴木: 最終的な目的は「社会課題を解決すること」なんですが、まずはその手前のところで社内に対してジェンダーが抱える問題とは何か?を理解してもらうことから推進していければと考えています。その第一段階として、従業員の皆さんに対して、メルマガ形式で「ジェンダー平等を実現しよう」に関する情報を配信していければと考えています。

長谷川: 最初のステップとして「メルマガ配信をする」と決められたのは何故ですか?

鈴木: 従業員の皆さんに発信していく手段として、どういう方法がよいか?という議論はチーム内でよくしていました。
メルマガにした理由としては「見る」「見ない」を受け手が判断できることなんです。テーマがテーマなのでまずは興味がある方に見ていただきたいというのもあり、他のチームとも相談しながら、最終的にメルマガという方法を選択しました。

長谷川: メルマガに関しては、具体的にどのような事を考えていますか?

鈴木:  まずは、私たちがどういう活動をしているのかということ、またこの問題を取り扱う上で本当に基本的な部分を第1回の配信内容として考えています。それに加えて従業員の方々に興味・関心をもっていただけるようにチームでも議論していますが、今現在は3つのテーマを考えています。

1つ目は「他社の取り組み事例」です。これは単純に他社がおこなったジェンダーに対する取り組み事例を取り上げるだけでなく普段お付き合いのある企業などから紹介し、実際に身近にある事例を知ることで、少しでも社内の方に興味をもっていただければと思っています。
2つ目は「世の中での炎上事例」です。これは世間でニュースになった出来事や、実際におきた差別、表現に対する問題などを取り上げることによって、あらゆるものの制作者として実在する問題を目にすることで、よくない表現に気付いていただける、知識のアップデートの手助けになるような情報発信ができればと考えています。
3つ目は、ジェンダーにまつわるセミナー情報です。このテーマに興味・関心がある方が気軽に参加できるような、学べる・情報収集できる場があれば積極的に発信していきたいと考えています。



今後の展望とゴールとは?

長谷川: 最後の質問になりますが、この「ジェンダーチーム」の展望や最終的なゴールとはなんでしょうか?

最初にお話したように、最終的には「ジェンダーという問題が抱える社会課題を解決すること」です。ですが、今はとにかく「社内に理解してもらう」手前のところが重要だと考えています。今はこの部分を真剣に取り組んでいきたいんです。
その第一歩として、社内推進を目的としたメルマガの活動を定期的に行っていき、そこが安定的に稼働していければ、最初にお話していた社会課題に焦点を定めて、改めてこのチームで取り組む内容を話し合い、今後の活動へ繋げていきたいと思います。

長谷川: なるほど!まずは第一歩のメルマガ配信ですね!!楽しみにお待ちしています。これからも引き続き“つつつ”も何かご協力させていただければと思います。ありがとうございました。


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