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知って、わかって、行動する!「NICO×SDGs検定」にチャレンジ

こんにちは! 西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム”つつつ”です。
 
今回お届けする記事は、今年2月からNICO社内限定でスタートした「NICO×SDGs検定」について。どんな試験なの? 難易度は? 気になるところを皆さんにお伝えすべく、第1回試験をつつつメンバーのハッシーが受けてみました!

さらに、企画・実行を担当したSDGsを考える会「啓蒙チーム」の金田さんにインタビュー。「NICO×SDGs検定」企画の裏側や、検定の先に目指すものをお聞きしました。


知識だけじゃない! 行動までセットになった「NICO×SDGs検定」

まず、「NICO×SDGs検定」って何でしょう? これは今年の2月からスタートしたNICO社内限定のオリジナル検定で、その名の通りSDGsについてどれくらい知っているかを問われる試験。SDGsを考える会「社内啓蒙チーム」が企画・実施しています。
 
ただの検定と違うのは、試験問題をクリアしたあと、SDGsの考え方に即した自身の「チャレンジ行動」を設定・実行する段階があること。ただ知識を得るだけではなく、実際に行動するところまでがセットになっているんです。
 
これは、SDGs広報である「つつつ」としては参加しないわけにはいきません!
さっそくチャレンジしてみましょう。 

まずは第1回試験にチャレンジ

 検定の会場となるのはオンラインのトレーニングシステム「Smart Boarding(スマートボーディング)」上の専用ページ。2月10日「社内啓蒙チーム」から送られてきた案内メール内のリンクをクリックすると、SDGs検定のページに飛べます。

スマートボーディング上のNICO×SDGs検定専用ページ(2月中旬時点)の画像
NICO×SDGs検定の専用ページ(2月中旬時点)

「Smart Boarding(スマートボーディング)」とは?
22年8月からNICOが導入しているオンライントレーニングシステム。さまざまな分野の学習講座が用意されているほか、独自の講座も設定でき、NICOでは従業員の自主的な学びのための活用が始まっています。
スマートボーディング|法人向けオンライントレーニングシステム


全3回に分けて行われる試験のうち、この記事を書いた2月半ばの時点で公開されているのは、まだ第1回目「基礎編」の問題のみ。そのほか、検定のスケジュールと、試験に先駆けて公開された学習用テキストもアップされています。

「基礎編」の問題はこんな感じ。回答はすべて選択式で、全10問あります。合格ラインは全問正解の100点!

スマートボーディング上の第1回「基礎編」の問題画面の画像
実際の第1回「基礎編」の画面です 


全問正解とはちょっとハードルが高いように思えますが、実は学習用テキストを見ながら回答してもOKとのこと。テキストは問題に対応して作られているので、ちゃんと読み込んでから挑めば答えられるはずというわけです。やり直しも何度でもできるので、気楽にいきましょう!

スマートボーディング上の学習用テキストの画像
これを見れば安心! 問題に対応した学習用テキスト


ではいよいよ第1回目の試験に挑みます。いちおう「つつつ」でSDGs広報のお仕事をしている身としては、これくらいの問題は資料を見なくとも楽勝といきたいところですが、ここはやはり念を入れてまずはテキストを確認して……。

回答にかかった時間は、10問で5分少々(テキスト確認時間含まず)。すべて回答し終えたら、さぁ採点!  Smart Boarding上ですぐに採点結果が出るところがいいですね。

5分で回答は終了。結果は…?

結果はご覧のとおり。SDGs広報担当としては一安心です。

スマートボーディング上の採点結果の画像。100点で合格している
100点で無事合格!

 
これでひとまず第1回目は終了。
 
さて、このSDGs検定の取り組みはどんな背景から生まれたのでしょうか? SDGsを考える会「啓蒙チーム」の中で中心となって企画を進めてきた浜松支社の金田さんにお話を聞きました。

NICO×SDGs検定の狙いとは?

 ――まず、なぜ今回の「NICO×SDGs検定」を企画したのでしょう?

金田: SDGsの社内浸透をはかる上で、NICOの従業員内でも学習度合いがそれぞれ違うという問題があります。SDGsを語るには、用語の理解や認識を共有できていたほうがいいですよね。もともと啓蒙チームはSDGsについて知ってもらう、興味を持ってもらうことが目的のチームです。認知理解をどう深めていくかは活動開始したころから一貫してあるテーマで、それには検定を作るのがいいんじゃないかということでスタートしました。

――検定というと難しい問題がたくさん出てくるのかな……と最初はちょっと尻込みしていたのですが、学習用テキストのおかげで気楽に答えられました。1回につき10問というのも軽くていいですよね。このボリュームの試験がトータルで3回、行われるんですよね?

金田: はい。公開済みの第1回が基礎編。2月末公開の第2回はカーボンニュートラル編で、3月半ばに公開される3回目が人権・ジェンダー・環境編になっています。すべて10問ずつの全30問。仕事の合間に受けていただくので、一度に30問はなかなか大変だろうということで、3回に分けました。

――そして、その3回の試験が終わったあとには、そこで学んだことを行動に移すという段階があるというのがこの検定の特徴ですね。

 金田: やはり最終的には行動に結びつかないと意味がないですから。ただ、そもそも興味がなければ行動なんて起こせないですよね。SDGsを社内浸透させるためのステップとして『認知→理解→行動』が大事だというのは、啓蒙チームが発足したころから一貫して考えてきたことです。まずは試験を通して認知と理解をしてもらい、ゆくゆくは行動に結びつくような人を増やしていきたいということで、行動軸もセットになった検定を企画しました。

今後のスケジュール
2023年
~3月半ば  試験問題公開(全3回)  
3月末    合格発表&認定証の発行
4月     SDGsの考え方に即した「チャレンジ行動」を申請
4月~6月  実際に行動し、行動内容や感想の報告を登録
6月末    報告内容承認後、NICOオリジナル「SDGsピンバッジ」を授与

――試験問題や学習テキストも啓蒙チームで作られたんですか?

金田:  そうです。基礎的な問題については、自治体などが実施しているSDGs関連のクイズをいろいろ調べて参考にしたり…。NICOがやっていることをどう認知させていくかも重要なので、どういう形にするのがいいかをチーム内で話し合って問題を精査していきました。

――SDGs全般というよりは、NICOが取り組むSDGsについて理解するための問題になっているんでしょうか?

金田: 第2回のカーボンニュートラル編は、一般的な知識とNICOの取り組みに関わることの半々くらいですね。第1回の基礎編や、第3回の人権・ジェンダー・環境編については、SDGsの一般的な知識を問う問題になっています。ただ、今はNICOの取り組みに関係がなかったとしても、いずれは回り回って関わってくるのがSDGsというものなので、根本的なところはしっかり抑えるようにしています。

――合格ラインは全問正解ということでちょっと厳しいかなと思ったんですが、学習用テキストのおかげで無事100点が取れました。難易度はそれほど高くないんですね。

金田: 学習用テキストをしっかり読んでいただければ、100 点は取れるレベルになっていると思います。テキストを読みながら回答していただいて全然かまわないんですよ。難しい問題を必死に調べて書いてもらうことを望んでいるのではなく、まず目で見て楽しみながら学んでいただきたい。とにかく、SDGsに触れてもらう機会を増やしたいんです。

――難しい問題で、みんなの力を試すという検定ではないんですね。

 金田: 難しい問題も少しだけ入れましたけど、各回1~2問くらいになっていると思います。何回も受けられますし、ぜひ100点を目指してほしいです。

ゴミの分別、マイボトル…。行動はそんなちょっとしたことでOK

 ――そして、全3回の試験の後にはSDGsの考え方に即した「チャレンジ行動」の申請が待っているのですが……、実は試験よりも「チャレンジ行動」のほうがハードルが高いのではと思っています。行動って、例えばどんなことを想定していますか?

金田: 何も「CO2の排出を減らします!」とか、そんな壮大なことじゃなくていいんですよ。例えばゴミを分別して捨てるとか、マイボトルを使うようにするとか……。

――そんなちょっとしたことでいいんですね! ホッとしました。

金田: 行動って、小さなことであってもきっかけがないとなかなか変わりませんよね。SDGs検定はそのきっかけ、行動への意識付けになれればいいと思っているので、行動の中身は本当にちょっとしたことでいいんです。行動に対する厳しい審査もありません。

――なるほど、それならできそうです。そして「チャレンジ行動」まで達成できた人には、ピンバッジが授与されるのですよね。

金田: SDGsのカラーホイールが印刷された、NICOのオリジナルピンバッジです。従業員を通してNICOとご縁のある愛知県豊根村の山から切り出された間伐材で作られています。もともと啓蒙チームでいろいろな企画を考える中で生まれてきたものなんですが、ただ配るよりも、ちゃんとSDGsを理解して行動もできている人につけてもらうほうがいいということで、検定合格者への認定バッジとして配ることになりました。

ピンバッジの試作品。裏面には社名の刻印が入る予定とのこと


――3回の試験に合格した時点でも、認定証が発行されますよね?

金田: こちらは紙の認定証ですね。その人の名前と、各自が取り組もうとしているゴールのマークをそれぞれ印刷してお渡しします。名刺サイズなので、社員証のケースや名刺入れなどに入れていただいて、社外の方とお話しする際などに「こんなことやってるんですよ」って話のネタやきっかけづくりにしてもらえればと思っています。

検定はSDGsの知識習得・行動のきっかけに

――ピンバッジが授与されるのは今年6月末の予定ですね。そのころには「NICO×SDGs検定」を通して、従業員にどういった変化が起こってほしいと思ってますか?

金田: SDGsとは何かを理解し、自発的に学んでいただいて、それがゆくゆくはビジネスにつながっていくことですね。やっぱりSDGsって、今後のビジネスには必ず付いてくるものなんです。実際、自分もクライアントと話をする中でCO2の排出量が議題として出ることが多く、カーボンニュートラルの予備知識がなければ話ができないなと実感することが増えています。

――SDGsは単なる社会貢献活動ではなく、企業が経済活動を継続していく上で欠かせないものになっていくというのはよく言われていることですよね。ただ、まだまだ局所的な印象もあって、「SDGsなんて、自分が担当するクライアントとの間には会話にも上らないよ」という人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、これだけ変化の速い時代ですから、ずっとそのままとは限らない。いざ業務でSDGsの知識が必要になったときに困らないよう、今から身に着けておく必要があるということですね。

ところでちょっと気になるのが、合格ラインが3回とも全問正解であるということなんですが……。もし、第1回を受けないままで第2回が公開されてしまった場合は、もう第2回以降は受けても意味がないということになりますか?

金田: 大丈夫です! まずは1回目から順に受けていただくことが前提ですが、2回目、3回目が公開されても前の問題を消したりはしないので、できるときに受けていただければ。本当に簡単な問題になっていますし、ぜひ気軽に参加してください。

――この記事が公開されているころには、第2回試験が公開されているはず。まだ回答していない従業員の皆さん、ぜひ検定を受けましょう!


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