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人が望む自分

他人軸で生きてきた私が
今いちばん感じているのは
人が望む自分をやり続けてきてしまったな
ということ。

もしくは、
相手がこう望んでいるのでは?
と勝手に察して
(それが間違っていたとしても)
その望まれている私を
自然とやっていたんだなということ。

親を心配させない娘、
言うことをきく妹。
友達の気持ちを大切にする私。
心配のない普通の生徒の私。
嫌な顔せず真面目に仕事を頑張る私。
夫にとって良い妻であろうとする私。
義両親にとって良い嫁であろうとする私。
介護関係の方に良い娘さんといわれる私。

はて?
本当の私って?
と考えると、
どれも私だけど、
どれも違うなと思う。

そりゃそう。
他人軸で生きているから、
何が本当の気持ちかわからない。

他人の望む私をやっていて、
嫌なことも引き受けて
我慢が続くと、
なんで私ばかりが人の気持ちを大切にしているのか?
私の気持ちは誰が大切にしてくれるのか!
となるのを繰り返してきた。

もちろん全てが人の思う通りに
生きてきた訳ではない。
私の意思もきちんとあったはず。
でも、もはやよくわからなくなっている。

今、自分の感情を大切にするクセをつけている最中で、
面倒だと思ったら人付き合いも最小限に。
母の介護も
ちまちました事まで気にしていたら身がもたないので、
知らんがなと受け流す。
夫には言いにくくても共有した方が良いことは
正直な気持ちを言うようにした。
義両親にもできる範囲でしか考えないようにした。

小さい感情からコツコツと。
私の内なる声を大切にしている。

心配症の私には、
桜林直子さんがどこかで言っていた
『知らんがな』
が効いている。

他人が私に求めている大体の事は
知らんがなと受け流す。
それくらいが私にとってはちょうどいい。

なかなかそう思えないこともあるけれど、
他人の思いを知らんがなと受け流す術を
身につけていきたい。
そして自分の内なる小さな声に
よーく耳を傾けてあげたい。

今、私はどうしたい?
それが自分軸。

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