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88歳の母に学ぶ

母は今88歳で隣の区で一人暮らし。
数年前から足が悪いのと、認知機能の低下で要介護となっている。
私は週一ペースで母の元に様子を見に行っている。

その母が、昔からサッパリスッキリ前向きな性格で、私にとってはとても羨ましい人である。

母は昔から、人が何を言おうが大して気にならないと言う。
相手は変えられないし、嫌な事をする人がいたら、そういう事はしないほうがいいんだなと教えてくれる先生だと思えばいいのよと口癖のように言う。

ものすごい自分軸。

そうは言ってもそんな風には考えられないのが普通の人間なのでは?だからみんな悩むんでしょう?と私は思っていた。

でも、先日の健康診断で見た怒り続けていた人を見て、あんな風になってはいけないよな、皆が嫌な気持ちになっているよなと思い、やっと母の言っている言葉がすっと心に落ちた。

人の機嫌の影響を受けやすい私にとって、母のように生きられたら幸せだろうなと心底思う。

認知機能が落ちようが、いろんな事が徐々にできなくなっていようが、いつもご機嫌にデイサービスに行く母は、やっぱり最強の生き方だなと思う。
羨ましいぞ、母よ。

写真は母と折った折り紙の風車。

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