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牡羊座の言葉

12サインの中で最も誤解されていると思うサインの一つが牡羊座である。

牡羊座は12サインのスタートであり、純粋な魂の段階。世に言われているような向こう見ずで、決して恐れ知らずのサインではないということ。むしろ、未熟さを感じるがゆえに恐れを抱えやすく、ナイーブである。

牡羊座とは、魚座の心地よい世界からの決別。0→1を生み出す苦しさを伴うサイン。魚座の美しく魅惑的な世界に別れを告げ、牡羊座は、自分の精神と情熱だけを頼りに「私」を探しつづけていかなければならない。

しかし、牡羊座の段階では、まだ「感覚」というのがしっかりと備わっていない。もしくは肉体的、現実的な実感では、自己を感じることができないサインなのである。だから、探しても、探しても、「これが私」という手ごたえを感じることが難しい。

そのように多く求めすぎ、答えを求めすぎた結果、「何も得られないこと」に大きな失望を覚えること、または孤独に陥ることは、牡羊座にとってめずらしくないだろう。

そもそも、「これが私」というものはどこにもない。それは、時間をかけ、生涯をかけ、つくり上げていくものなのだ。

現実の中に答えが見つからないことを知り、だから多くの牡羊座たち、また多くの牡羊座体験は、「私」のなさに圧倒され、歩みを前に進めるより、むしろ魚座へと、あのころの夢へと回帰したいと望むようになってしまうのだ。

求めているものは、永遠に見つからないかもしれない。けれど、人は生きていかなければならない。生きて、人生を全うしなければならない。

情報が先行する「風の時代」と言われる今、もし、いま生きる息苦しさを感じているのなら、牡羊座の彼らの言葉を読んでみてほしい。





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