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退職する私と、ちきりんさんの本(2/2)

こんにちは。にこままです。
退職する私が、貪るようにして読んだ本の2冊目の本として紹介するのが、
「未来の働き方を考えよう」です。
この本と出会ったのは、お店の一角にあった古本コーナー。数ページ立ち読みして、即購入でした。


人生100年時代の働き方に、みんな悩んでいる

「Life Shift ~100年時代の人生戦略」(リンダグラット・アンドリュースコット著)や、年金2000万円問題などが、大きな話題になったのが数年前。私の場合、この退職を考えたこの数か月で、年金問題や100年時代の自分の人生を真剣に考えた。これまでは、「何とかなるだろう」とか、「みんな何とかしているのだから、定年まで普通に働いていれば、大きな問題はないんだろうな」と、他人事のように感じていた。いや、他人事だった。

自分の人生を本当に、真剣に考えた。夫の年齢、私の年齢、息子の年齢を表にして、家族年表にし、この先のライフステージを記入しながら、これまでの人生をも振り返った。
就職して、このまま働いていれば、何も問題はないと、ずっと思っていた。仕事を辞めることなんて、考えたこともなかった。
でも、これからの人生を真剣に考えた時、自分に残された時間って、どのくらいあるのだろう…と、人生の有限感を強く感じてしまったのだ。

人生には必ず終わりがあるのです

今、私は元気に暮らしているが、いつ、私が死ぬか、誰もわからない。
もしかしたら、明日からもしれないし、100歳超えてもまだ元気かもしれない。死ぬ時に、「後悔なく、人生生き切った」と思って死にたいと、常々思っている。その私が、退職を決め、不安に思っていた時に、この本に出会った。

人生は有限である。人生が終わるのが、今日かもしれない。今やりたいことを我慢して、とめどなく長生きの経済リスクに備えようとする。しかし、どんなに頑張っても、その不安が解消されることはない。そんな中、自分が心から楽しいと思える生活を封印し、できるだけ節約して貯金を増やしながら、今の仕事と生活をあと20年続けるのが、本当に唯一の選択肢なのか。やりたいことを後回しにしないこと、自分にとって本当に大事だと思えることを優先することは、経済的な備えを少しばかり積み増すことより、よほど重要なのです。

「未来の働き方を考えよう」ちきりん


10年後、どうなっていたいかを考えた

子育ての黄金期なんだよね。この10年が。
働いてお金を得ることより、家族が一緒にいられる有限の10年を選択した私。
トレードオフリスクをとる自己決定人生の有限感
この4つが、私の退職に至ったキーワードだ。
ちきりんさんは、自分でもかなり煽っていることを言っていると書いてあったが、人生100年時代に、同じ職業で30年以上働くこともいいが、煽られて、騙されたつもりで一度、真剣に考えた方がいいと言っている。


最後に、ちきりんさんのメモ言葉

私たちは、日々、選択の連続。
正解のない問いを考え、選択し、自分の人生を創っていく。その繰り返しが、「私しか創りえなかった」という唯一無二の形になっていくのでしょう。10年後、今よりもっと自信をもって生きていたいと思うのです。

変化を恐れ、過去にしがみつくのでなく、変化を前向きにとらえ、新しい時代の可能性を楽しもうとする姿勢が、時代の変わり目に重要です。

「未来の働き方を考えよう」ちきりん



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