退職する私と、ちきりんさんの本(1/2)
こんにちは。にこままです。
心は退職すると決めていたのに、心が揺れていた時、
「あ~、これだ。私がぼんやり考えていたことだよ。これこれ!」
と、貪るように読んだ2冊の本。
それが、ちきりんさんの本。今回は、「自分の時間を取り戻そう」を、私が考えたことと共に紹介します。
生産性とは
ワーママの時間短縮家事のノウハウではなく、時間の考え方や捉え方が、
ばちっと言語化されていて、読んでいて気持ちがいい。
何度も力説されていることは、「生産性を上げる」こと。
ちきりんさんのいう「生産性」とは
希少資源とは、時間やお金、健康、有効に使える時間帯などのこと。
自分にとっての希少資源は、人それぞれであるから、自分の頭で正確に理解し、無駄遣いに敏感になることが、直接の生産性を上げることになると言っている。
私にとっての希少資源とは
私の希少資源を考えてみてた。
・子育てができる限られた時間(18年弱か)
・夫と共に子育てができる時間
・大きな病気をしたことがない体
退職するにあたり、一番考えたのは、子育てできる時間だ。夫は転勤族なので、なおさら家族と一緒にいられる時間が限られてくる。仕事と子育ての両立は、ワーママパパ世代の大きな関心事。子育ての山場が終わっても、十数年仕事ができるなら頑張れるのだが、私の場合、子育てが終わるころには、定年を迎える。激務を終えたら18歳でした、となりそうだ。
私は若い時から、ずっと子育てがしたいと思っていた。しかし願い叶わず。仕事に没頭する十数年があった。プライベートを犠牲にしたという思いがある働き方を選択していた。
だからこそ、「子育て楽しいなあ!」と満足する時間の積み重ねや、今しかできない子育ての経験を手に入れるために、私の時間という希少資源を投入するのが、生産性が高いのだ!と、理解した。いや、そう思うことで、心を落ち着かせたかった。
私のこの10年で手に入れたい価値は
となるので、投入した希少価値(分子)が小さければ、生産性が上がる。
しかし、ここで考えたのは、
「子育てって、生産性で考えていいのか?」
と、
「世のワーママだって、頑張って仕事と子育てを両立している。限られた時間の中で、子育ても頑張っている。私にもできるんじゃないか。」
ということ。
私の子育ての生産性は、息子のことではなく、あくまでも私側の価値だ。
それは、「限られた時間の中で、子育てを十分楽しんだなあ、と思える経験を手に入れること」だ。
そして、世のワーママ、ワーパパと違って、「転勤族夫は不在、頑張るワンオペ、高齢ワーママ」だ。生産性というより、この10年で手に入れたい価値と、仕事を天秤にかけたのだ。やらずに後悔したくないという思いが、やっぱり強かった。
最後に、読書メモから
面白かったり、役に立つ本について、私は読書メモをつけている。
最後に、赤ペンで残したちきりんさんの言葉を紹介します。
世のママパパだけでなく、生きているすべてのみなさん、悩みはつきません。自分のことや家族のこと、考えることはたくさんあるけど、「私」の未来をつかみとりたい、と思うのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?