「#爪毛の挑戦状。」/ショートショートストーリー
「これから俺の言うことをよーく聞いておけ。間違っても挑戦するなんて思ってはいけない。爪毛さんを含めて、あの集団には。」
「あの集団は何なんですか?」
「あの集団は。。言ってしまえば天才、奇才の集まりだ。別に徒党を組んでいるわけではないがある意味ヤバイ。」
「はあ。」
「爪毛の挑戦状。これだって地雷だと思え。最初、俺は爪毛への挑戦状だと思っていたんだからな。」
「ついうっかりする俺はよくよく見なおしたら爪毛からの挑戦状だったんだ。」
「いやあ。そこ気にするところですか?」
「だから、お前は詰めが甘いと言われるんだ。」
弟子は殊勝な顔して聞いているが挑戦したくて、うずうずしているのが顔にはっきりとでている。
あれらは本当にヤバイ集団なんだ。軽々とタブーとされていることをしていやがる。俺にはできない。凡人の俺には。あの至高の領域に達することができるんだろうか。
弟子はやはり姿をくらましている。バカな奴だ。爪毛の挑戦を受けようとはな。