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【映画ノート】輝きのトム|トップガン

トップガン_アートボード 1

アメリカ/1986年公開/110分
監督: トニー・スコット
脚本: ジム・キャッシュ、ジャック・エップス・Jr
出演: トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー 他

ピート・ミッチェル“マーヴェリック”(トム)は相棒のグースと思いがけなくも、エリート航空戦訓練学校通称:トップガンに送られて、ドッグファイトの戦技を磨くために教育を受けることとなる。

若さ輝くトム

トム・クルーズの大出世作。カワサキ“NINJA”を乗り回して美人講師やマッチョな仲間たちとイチャイチャしながら、青春を送るトムを堪能する『スター映画』。
91年生まれの自分にとって、トム・クルーズは物心ついた時からその顔や名前はTV画面や映画館のポスターで見かける『ハリウッド・スター』だった。実際、彼を初めて見たのは小学生の頃にWOWOWでやっていたバニラ・スカイ[2001](母親の謎チョイス)で、程なくラスト・サムライ[2003]により日本の朝のニュースやメディアにたくさん出演していたので、多感な小学生にとっては眩しい程の大スターに見えるのは想像に容易い。
そんな彼の出世作という事で、中学生くらいに見たのがこのトップガン。ハッキリ言って初見の当時は全く面白味は感じられなかったが、続編であるトップガン マーヴェリック[2020]の公開に合わせて見返して見たのであるが、若き彼の姿が、本当に文字通りとにかく輝かしい。と言うか実際肌が汗で輝いているのだが…

トップガン_note-02

今では制作から映画作りに携わり、巷では『ジャッキー・チェンの後継者』とまで評される「身体はる役者」でお馴染みのトム。輝かしいキャリアとスター性、着実に積み上げてきたそのエンターテイナーとしてのプロ意識、その彼の初々しい姿は彼のキャリアを見てきた側として、奇妙な懐かしさを感じてしまう。

輝くNINJAと男の身体

とは言えこの映画、カワサキ“NINJA”を乗り回して美人講師やマッチョな仲間たちとイチャイチャしながら青春を送る、ちょっと斜に構えた見方もできる作品。もちろんマーヴェリックにも悩みはあるのだが、言うてもカースト上位のエリート達の話なので(しかもそれを演じてるのがトム・クルーズなので)正直、感情移入が難しいのである。

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あとビーチバレーや更衣室などやたら“男子の匂い”が立ち込める非常にホモソーシャルな場面が多く、様々なタイプのペアが見れるので【ブロマンス映画】としても実は見応えがある作品なのは間違いない。

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