オートクライン効果が起こったお話

nicol

2022年2月20日 08:12

ライフコーチ活動をしているにこるです。最近対話サークルを立ち上げてモチベーションが上がっているこの頃。今日は、相方との会話の中で自分自身が感じたオートクライン効果が起こったお話しを書いてみたいと思います。

こんな方に向けて書いています。

・コーチングって何？と思っている方

・コーチングの効果について興味がある方

・サブパーソナリティについて興味のある方

・オートクライン効果って？という方

個人的な経験のお話しです。誰もが同じように起こるかどうかはわかりません。それではどうぞ！

頭から離れない思い

いきなり話が飛びます。昨年の夏休み、いつも海水浴に出かけて利用していた宿がコロナウィルスの影響で営業を停止して泊まるところがなくなってしまい、急きょキャンプをすることになりました。それで、情報を集めていた時に、日本の絶景番組でお勧めされていた場所を選んで登山道を歩いたんです。その場所をあまり好きではない女優のＫさんがリポーターとして薦めていました。ものすごく過酷な登山道を歩くので、本当にこの人が行ったの？とそのとき半ば信じられなかった。実際に自分と相方も行ってみて大変な行程で、Ｋさんヘリコプターで行ったんじゃない！？と思ったほど険しい道で、目的地まで行くには時間が足りずに途中で引き返すことにしたんです。その後、途中で引き返した事が心に残っていて、

行けなかった場所へリベンジして行きたい！！

という思いが頭からはなれなくなり、ことあるごとに『再びO谷に行きたい！』相方に繰り返し言ってました。

執着のような願い

あまりにも私が行きたい行きたいと連発するので、相方はそのたびに、理路整然とわたしを諭したり問いをなげかけたりするのでした。

・素晴らしい場所は日本全国どこにもたくさんある

・休みは限りあるのだから、いろんなところに行ったらいいのではないか？

・そこまで執着する理由は何？

私はというと、どうしても行きたいんだからしかたない！！と一点張りでダダをこねてルーティンのように同じ問答を繰り返していました。

サブパーソナリティの出現

春に向けて発売された、山関連の雑誌は、わたしの興味あるテーマ満載で、相方と内容について話をしていた時の事。

相　方『そういえば女性に向けた山雑誌に、女優Kさんが寄稿してたよね』

にこる『えっ！またＫさんが！？（－－＃・・・（気に入らねー）あの人どのアウトドア関連コンテンツにも出てくるよね！。。。』

そのとき、ふっと気づきが降りて来ました。

私は『O谷に行きたい』のではなく、女優のＫさんが『O谷』に行った事が悔しいんじゃないの？

もちろん、美しい滝を観に行きたいという思いは真実の願い。それとは別に、心の奥深いところに女優のＫさんに対する嫉妬のような感情が強くあって、『どーせヤラセに違いないよ！わたしは自分の足で行く！』『Ｋさんが行って私は目前で引き返してしまって悔しいー！』『Ｋさんに行けて私に行けないはずないじゃない！』そんなふうに悶々と地団太を踏んでいるサブパーソナリティが表面に現れたんです。

そうだったのか。そんなに羨ましくて妬ましかったんだね。

オリジナルのにこるは、ようやく執着の奥底に横たわる真実の思いとサブパーソナリティの気持ちに気づいて、迎え入れる事ができました。

●サブパーソナリティ：人には何百も存在するというふうに言われている、副人格の事で、何かをしたいとおもいながらできないときに引き留めたり、あるいは背中を押してくれたりする別のの自分の人格の事（ざっくりとした説明）

オートクライン効果

自分がなぜこんなにも執着するのかわからないし、説明もできなかったのですが、相方との対話で自分が話した言葉を自分の耳で聞いた時に、パッと気づきが起きました。

コーチングでいう、オートクライン効果が起こった瞬間でした。

今ココは常に変化する

こうして半年くらいなぜかわからないけど執着していた思いの裏の自分の真実の気持ちに気づいてスッキリしました。そのことを、にこるのコーチにもお話ししたところ、そうかもしれないし、もしかしたらそうでないかもと思った事を心にとめておくと良い　とのFBをいただいたのでした。今ココにある自分の気持ちは常に変化していきますから。