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モントリオールで暮らしてる

2019年の12月より、カナダ・モントリオールで暮らしている。

夫が会社のプログラムの一環として留学することになり、それに帯同する形になる。1歳の子どもも連れての渡航ということ、慣れない英語でのコミュニケーションに不安があることなどで、渡航前は非常に悩みもしたが早くも半年経った。

私は何をしている人間かというと、デザイナーだ。

デザイナーも色々なデザイナーがいるが、一言でいうと「印刷物とWebデザインをやるデザイナー」として仕事をしている、「フリーランスのデザイナー」である。

何が言いたいかというと、フリーランスのデザイナー、めっちゃ機動力がある。仕事をするにあたり、メインで仕事を請け負っているクライアント様方には「カナダに引っ越します〜」ということをお伝えした上で今後のお付き合いについて検討ください、ということを話している。が、「じゃあ付き合いをやめましょう」というクライアント様はいなかった。「カナダだと時差があるから考えながら仕事しましょう」という、平和的な話しのみ行った記憶がある。

というわけで仕事に関しては不安なく今日まで行えている。

問題は英語なのだが、モントリオールはカナダの中でも特殊で、公用語は英語ではない。フランス語である。

これも何が言いたいかと言うと、「あまりにフランス語がわからないため、英語に親しみを覚える」という珍現象が起きている。

町中の標識やチラシに至るまで基本的にフランス語のため、「カンと気合で生きていく」力はものすごく上がっている気がする。

さて、渡航した12月から3ヶ月は楽しく暮らしていたのだが、2月の末から皆さん知っての通りコロナ(COVID-19)の騒ぎが起きた。

コロナの騒ぎが起きるまでは、不自由な英語と持ち前の行動力を活かし、無料の英語講座に通ったり児童館に息子と二人ででかけたり、無料の美術館に行ったり、なかなかモントリオールという都市をエンジョイしていたと思う。毎日疲れるけど新たな発見があり、人ともいい感じに交流し、寿司パーティーも行うことができた。寿司は世界食になりつつあるのだなあという気づきも得ることができたのだ。

しかしコロナである。

モントリオールでは当初こそ感染者数が少なかったのだが、ロックダウンを早々と決めた後、閉鎖期間中に感染者数と死者数が爆発的に増えた。主な原因としては老人ホーム(CHSLD)でのクラスタ感染が大きかったように思う。

上記は4月のニュースだが、31人というのは大変な数字である。

少しの間は帰国も視野には入れたのだが、モントリオール→成田の直行便はなく、帰国したとしても2週間外に出られないという状況で子供を連れて行動するよりは現地にとどまった方が良いだろうという判断で、私達家族はモントリオールで現在も生活をしている。

このnoteは私のモントリオール生活における、前途洋々とはいかないぼやきをつらつらと書き留めるものになると思う。どうぞしばらくお付き合いいただけると嬉しいと思う。

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