#018 ヨガ哲学についてvol.02
こんにちは。
ヨガ講師のNatsumiです。
ヨガ哲学の第2弾です!
前回の記事はこちらです。
ヨガをする上で大切になる「八支則」。
サンスクリット語で「アシュタンガ」と呼ばれ、
守るべき、行うべき8つの修行法を示したものです。
山や階段のように頂上へ向かう道のりや
大きな大木を太い根から育てていく過程などで例えられるように
最終目的地に到着するために
8つの段階を順番に実践していくことで
調和の取れた状態の自分で毎日を過ごすことができるようなるとしています。
次は、
②二ヤマについてご紹介していきます。
二ヤマ(NIYAMA)とは
二ヤマとは、「勧戒」とされています。
日常生活の中で
推奨される、実践すべき5つの行いです。
①シャウチャ Shaucha
お風呂に入る、洗濯したきれいな衣服を身につける
部屋をきれいにするなどの
外面だけのきれいさを保つというだけではありません。
内面もきれいに保つことが大切です。
内面とは、こころだけではなく
体内や言葉などあらゆる「自分自身」を指しています。
食べるものや言葉づかいを気をつけることで
こころの状態も整えられると考えています。
②サントーシャ Santosha
自分のしあわせを外側に向けると
満足することは難しい。
「あの洋服がほしい」からスタートした思いは、
「この洋服に似合うくつ、バッグやアクセサリーがほしい」、
「このファッションに似合う髪型になりたい」、
「この髪型に似合うメイクができるようになりたい」など。
恵まれた環境にあっても、
自分の状況に不満を抱いたり、
他人の方が優れていると羨んだりすることも
少なくないと思います。
まずはいま自分が持っているものに感謝する。
そして、
何かほしいものが出てきたとには
本当に自分に必要なものなのか自問してみる。
そうすることで負の連鎖は断ち切られて、
自分のエネルギーを必要なところに使うことができます。
③タパス Tapas
タパスの本来の意味は
「焼くこと」「熱を作り出すこと」とされています。
鉄を熱して、叩いて、
強くするようなイメージでしょうか。
以前は断食をしたり、
どんな精神的な苦痛であってもそれらは受け入れたりと
かなりスポ根的な教えであったようです。
現代ではどうでしょうか。
わたしの考える「苦行」とは
苦手なことを継続することだと思います。
ヨガの練習にしても
noteの投稿にしても
毎日継続して行うことが大切です。
その大切さは理解できているのに
なかなかすることができない。
継続することで、
それらが力、スキルとなるだけではなく、
達成感や自信を感じることができます。
それらは次の夢や目標のエネルギーにつながります。
④スワディアーヤ Svadhyaya
ヨガの聖典、教典を読み、勉強するとは
ただ読むということではないと思います。
それらを読み、知り、触れてみて
いまの自分に当てはめて考えること、
つまり自己探求するということだと思います。
ヨガや瞑想は、
自分の内側に意識を向けていくことです。
いまの自分を知り、
必要なものを知る。
そしてまたその必要なもののために
向き合い、勉強し、成長していく。
スワディアーヤとは、
そうゆうものだと考えます。
⑤イーシュワラ・プラニダーナ Ishvara Pranidhana
イーシュワラ・プラニダーナとは
サンスクリット語で、
「イーシュワラ:神・宇宙現象の全て」
「プラニダーナ:祈念・信仰・献身」という意味があります。
またヨガの経典には、
神とは、自分自身以外の全てのものと表現されています。
つまりは、
自分以外の全てのものに感謝し、それらに奉仕するということです。
以前おすすめの本で紹介させていただいた
自分に起こることは、
全て必要なことであるという考えと一致するものがあります。
いいことも悪いことも、
楽しいことも辛いことも、
全て自分自身を作るものです。
だからこそ
そのひとつひとつに一喜一憂するのではなく、
それらを受け入れて
それらに感謝することが大切なのかもしれません。
すぐに実践できるものを
あったのではないでしょうか?
わたし自身も、
noteの更新や断捨離など
実生活に活かしたいことがたくさんあります。
ヨガ以外の生活の中でも
ヨガの哲学を
取り入れてみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
ヨガ講師 Natsumi
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