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【活用事例】高野山マインドフルネス研修 in 恵光院

世界遺産の高野山と地域密着のNTT西日本グループで実現された「高野山マインドフルネス研修」。2年連続で開催されており、ご縁が重なりあって、私が研修講師のお役目を務めさせていただきました。

マインドフルネスにとって、これ以上はないほどの絶妙な活用事例であり、高野山の観光事例にも微力ながら貢献できればと思います。


2022年:地域課題解決×メタ認知

今年は第7波が落ち着いた10月中旬、NTT西日本グループの若手(2~4年目)を中心に16名が参加されました。

研修の概要は、観光客目線で高野町を楽しみ、サービス事業者目線でビジネスモデルキャンバスを描くという、2つの目線を行ったり来たりするにはメタ認知が必要だというものです。

「私が感じている、高野山の魅力は?」
「高野山で、もっと体験してみたいことは?」
のテーマで、ジャーナリングを2回実施し、お互いに書いたものを交換することで、多様な視点を得ることにつながったようです。

・目的:高野町との共創・地域交流を通じて、課題解決にむけたアイディア発想を学ぶ
・内容:地域課題解決に必要なスキルはメタ認知(現地90分×1コマ)
 ・マインドフルネス体験(ワーク)
 ・マインドフルネスとは
 ・起源から話題までの歴史、禅との違い
 ・ジャーナリング(ワーク)
 ・メタ認知の2つの視点
 ・ラベリング(ワーク)
・参加者の声(満足度93%)
「高野山についてだけではなく、地域の方々やnttグループの方々との交流を深めることができたから」
「マインドフルネスなどなかなか1度で理解するのは難しい」
「疲れと緊張から眠さが増してしまった」


2021年:ワーケーション×マインドフルネス

昨年は10月、11月とトライアルの意味合いもこめて、2回分の開催でした。

長引くコロナ禍で、インバウンド需要が冷え込み、旅行や企業研修の開催もずっと様子見の中、高野町の魅力をもっと伝えたい、観光の活気を取り戻したい、という想いをもとに、1年以上の構想を経て、実現したものです。

研修の概要は、ざっくりいうと「大人の修学旅行」です。
マインドフルネスを学び、高野山をマインドフルに満喫する。周囲の人に、高野山よかったよ!と言ってしまう設計です。余計なことはあれこれせずに、シンプルに楽しむに尽きるのではないかと思います。

・目的:高野山に湧きいずる叡智を五感で味わい尽くすため
・内容:高野山を観光×学び×仕事の場として活用できるよう、オンラインと現地参加による研修(計5日間)を実施。
 ・1日目(オンライン90分):はじめてのマインドフルネス研修(マインドフルネスとは?、体験before/after
 ・2~4日目(高野山現地90分×2コマ):研修っぽくなく、現地の魅力を全身全霊で味わいましょうと、ボディースキャン、マインドフル・ウォーキング、ラベリング、マインドフル・リスニング、阿字観瞑想、奥の院ナイトツアーなど
 ・5日目(オンライン90分):締めのマインドフルネス研修(おさらい、企業で取り組むに値するデータなど)
・参加者の声:
「もっと高野山に居たかったです」
「現実世界にもどり、高野山にいたのが夢のように感じます」
「気づいたらあっという間の時間で、また高野山に行きたいです」

以上、高野山マインドフルネス研修という活用事例の紹介でした。
1年ごとにテーマが変わっても、マインドフルネスを活用した事例として、とても参考になるモデルができたように思います。

来年の高野山は、空海誕生1250周年です。「GoTo KOYASAN」


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