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私の耳代わりになってくれたワイヤレスチャイム

私の耳代わりになってくれたワイヤレスチャイム

耳が悪い私は、玄関チャイムが聴こえにくくなっていて困っていた。

セールスの訪問なら聴こえないくらいで助かるのだけれど、配達員さんが来ているのに聴こえなくて不在票が入っていた時には、とてつもない罪悪感に襲われた。

配達員さんに迷惑をかけるのがいたたまれなくて、どうしたら良いか調べた。

そこで目にしたのが、ベビーチャイムというもの。

ベビーチャイムは赤ちゃんがいるママさんが別室で家事などをして

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津軽海峡フェリーの思い出

津軽海峡フェリーの思い出

まだ世の中を何も知らない15歳だった私は、家族旅行で青森県から北海道函館市を結ぶ津軽海峡ロードをフェリーに乗って気分も浮かれていた。

デッキの所でカモメを観察していた私に、すぐ近くで同じように海を眺めていたおそらく米国人であろう若い男性が声を掛けてきた。

「函館まで何時間かかるの?」

片言ではあるけれど日本語の上手な彼は私に

「3時間半くらいです」

と返されると、

「Oh!3時間半も!

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「大内宿」あの別世界にもう一度触れたい

「大内宿」あの別世界にもう一度触れたい

それはとても暑い夏の日。

一本道の両脇にずらりと並ぶ茅葺屋根の民家を前にして、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚に陥った。

葺き替えをしながら大事に残されてきた貴重な民家だ。

福島県会津地方の郷土玩具である赤べこの置物や絵ろうそくなどを民家では売っていて、お土産に購入した。

民家の前にある水路には、夏野菜やラムネなどが冷やされていて見るだけで涼味を呼ぶ。

そこは時間を忘れて

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清掃員への思いを込めた希望のあるラベルレスボトル

清掃員への思いを込めた希望のあるラベルレスボトル

私はゴミ出しの日が好きだ。

理由は、家の中のゴミが出せてスッキリするからという単純なもの。

しかしこの爽快感を味わえるのは、ゴミ収集に来てくれる清掃員の方がいてからこそ。

清掃員の方は雨の日も雪の日もみんなが休んでいる祝日の日でも欠かさずゴミ収集に来てくれる。本当に頭が下がる思いである。

私は、ゴミの分別にも興味を持ちお笑い芸人でもあり清掃員でもあるマシンガンズの滝沢秀一さんのTwitte

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