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全ての仕事はサービス業だと思う

今日、ものすごく久しぶりに人間ドックを受けてきた。

基本的に病院嫌いだし、予約をしてその日に行くことが出来るかどうか自信が無いので健診もあまり受けてなかったけど、今回は費用面で行政のサポートがあったので、思い腰を上げて予約して、準備物も整えて、受ける努力をかなり頑張った。

で、今日の人間ドック。

人間ドックセンター的なところで無く、近くの内科の病院で受けた。

いやぁ酷かった。

申し込みの時点で、うーん、とは思っていた。
「精神疾患があって、当日になってどうしても受けられなくなる可能性があります」と、あらかじめ申告したのだけれど、「受けたい方が沢山いらっしゃるので、それは困ります」と木で鼻をくくった対応。
精神疾患持ちなら何でも許されるとは思っていないけど、医療機関ならば多少の理解はしてもらえないのかなぁ、先に伝えてる訳だし。

ということがあっての今日の人間ドック。
私が病気持ちとか関係なく酷かった。

最悪だったのが聴力の検査。
ヘッドフォンをつけて、音が聞こえている間はボタンを押し続けてくださいね、っていう奴。
普通、他の音をシャットダウンするブースに入ってする検査だと思うけど、ただの診察室で診療台に座ってする。
これもびっくりだけど、私が検査している間に複数の看護師がドアをバタバタさせながらその部屋に出たり入ったりして、更には私の真横で何かのデータをすごく大きな音のするプリンターを使って打ち出し始めたので、さすがにこれは無いな、と思ったので担当の看護師さんに中断させて欲しいと伝えました。

担当の看護師さんが、フォロー?として色々お話をしてくれて、自分は色んな所で働いているから、この病院のやり方はセンターとは違って配慮が足りないところが確かにあると思う。だから、他でも受けてみて自分に合うところを見つけるといいと思います。とのこと。

一看護師では変化は起こせないから、ここは変わらないから他に行った方がいいと思う、ということでしょう。

多分、院長が問題意識を持ってないんだろうな。
それじゃ変わらない。

設計事務所で仕事をしていた頃、番頭さん的なポジションで働いていたので、若い子達に説教を垂れることが多かった。
建築家になりたくて、作品を作りたくて、先生と呼ばれたくて、そんな学歴だけは立派な世間知らず達にまず伝えたのは、設計はサービス業だということ。
そして、出来上がる建物は作品ではなく、クライアントの資産であること。

こんな簡単なことがわからない奴がほとんど。

その頃はまだメールより電話でファーストコンタクトを受けていた。
この対応を間違えると、事務所に足を運んでもらいお見合いに漕ぎ着けることは出来ない。
設計の仕事は、とにかく会わないと始まらないのだ。

若造にはその対応の難しさ、まずそれがわからない。

私にも、自分たちの思うデザインを作りたい思いはもちろん有ったけれど、実際にはそれは作業量的には仕事の中の1%でしかなく、その1%を実現させるためにはクライアントに満足感を持ってもらうことがとても重要だから、設計はサービス業だと割り切ってクライアント対応をする必要がある。
だからとにかく電話で話す時には明るい声にするために顔をあげて、意識的に声をワントーンあげて、「ここにまた電話かけようかな」と気軽さを感じてもらわないといけないんだよ、と口をすっぱくして言っていたけど、、、

まーーーーーったく分かってない。

「士業」の方々の特性なのかな。

「医師」「弁護士」「建築士」他にも色々あるけど、ライセンス持ってれば偉い時代ははるか昔に終わっているのに、まだまだ変わらないんだなぁ。

今日の病院の院長は、全然偉ぶってはいなかったけど、何も考えてなさそーな人でした。

多分、必要に迫られ最近通い始めた歯科の対応がいいから、余計にひどく感じたのかも。。。。

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