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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル9月号感想⑥】FPを取り巻く「新しい金融」⑥

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル9月号についての感想続きです。

今号の特集は「#AI #メタバース #NFT #デジタルバンク……FPを取り巻く『新しい金融』」です。
第2部の「FPと金融機関が挑む『新しい金融』」について、数回に分け感想を書いていきたいと思います。

デジタルバンク

デジタルバンクとは、スマートフォンだけで預金、送金、融資などの金融サービスが受けられる金融機関のことをいいます。

しかし、私にはネット銀行とどう違うのかわかりませんでした。
記事内に比較表がありますが、
ネット銀行:サービスを安価に提供
デジタルバンク:デジタルならではの付加価値を提供
との違いだけで、具体的にどのようなことを指しているのかは伝わらないと思いました。

みんなの銀行:日本初のデジタルバンク

「デジタルネイティブには、多様な金融サービスを展開している従来の金融機関よりも、自分たちに必要な機能を厳選したサービスを提供している金融機関のほうが(いい)」という意見には、さもありなんと思いつつ怖さも感じます。

「厳選したサービス」も自分で選び取ったものではなく、こんなのが必要でしょとお膳立てされたものだと考えると、デジタルネイティブも舐められたものだなと思ってしまうのですが。

また、預金、振替、振込などの言葉を置き換えるのは構いませんが、デジタルバンクごとに用語が異なるのは混乱の元となるのでやめてほしいですね。

金融用語は古めかしい漢字が多く、それがとっつきにくさになっていますが、どの銀行でも同じ用語ということで、自分がしたいことが確実に伝わるメリットもあると思うのです。

各社がばらばらと用語を決めるのではなく、議論を尽くしていただきたいです。

オープンハウス:住宅購入者限定の銀行口座提供

こちらは「ネオバンク」と言われる非金融サービスと銀行が提携して金融サービスを提供する形になります。

住宅購入後、電気・ガスなどのライフラインやネット回線まで、オープンハウス社の子会社が提供し、費用はおうちバンク口座から引き落とされるというサービスです。

私はワンストップサービスに恐怖心を覚えるタイプなので、このようなサービスは不要ですが、一方楽でよいと歓迎するユーザーも少なくないのだろうと思います。

新しいことを学び、顧客に情報提供するのもFPの役目

正直、今号の特集はこなれていない感がありました。
FPのなかにも、このようなテクノロジーに関する動きには苦手意識を持っている方が少なくないのだと思います。

だからこそ、早くから正しい情報提供ができることは差別化につながります。

私も今回、用語を改めて調べてみて再整理になった事項がいくつかありました。
きっかけをもらえて感謝しています。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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