ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル3月号感想⑧】米国版を読む 女性FPの置かれた状況
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル3月号についての感想続きです。
「米国版を読む 女性FPの置かれた状況」の感想を書いていきたいと思います。
「FPは白人中年男性の仕事」
米国でのイメージはそうだということを、今回初めて知りました。
しかも米国の女性CFP認定者は23.8%ということで1/4以下なんですね。
日本では日本FP協会のアンケートから算出すると25.4%なので米国より少しだけ女性比率は高いことになります。
メディアに登場するFPは女性の方も多いので、もっと比率が高いイメージでしたが、それでも1/4程度ということです。
なぜ、白人中年男性の仕事というイメージなのかと考えてみると、スタートがそうだったからというのが一番大きな理由だと思います。
米国でもCFP認定者が誕生してからまだ50年しか経っていません。職業としてまだまだ若いということなのではないでしょうか。
女性が生まれつき持っているスキル?
「ファイナンシャル・プランニングで重要なのは、顧客への啓発、共感、傾聴、支援であり、女性はそうしたスキルを生まれつき持っているように思われます。」
ちょっと気持ち悪い書き方だなあと感じてしまいました。
女性FPを増やしたいという文脈だとしても、男女の特質に落とし込んでほしくないと思います。
一方「(FPにまつわる通説として)例えば『必要なスキルがないとFPになれない』というものがある」とも書かれていて、女性はそのような通説を信じているため、FPを職業としないと書かれていました。
どっちやねん!と思ってしまいました。
女性FP増加の意義とその取り組み方
ただし、女性FPを増やそうとすることは意義あることだと考えています。
さまざまな経験を持ったFPがいた方が、顧客にとってもよいはずだからです。
得意ジャンルが自分の必要性とマッチするFPと話をしたいと思うのは当然ですし、これだけ人が多様化している以上、FPのバリエーションもあった方がいた方がマッチしやすくなるでしょう。
自然にしていて女性比率がすんなり高まるとは思えないので、リクルートを含め周知活動はぜひ続けていただきたいです。
日本でも女性比率が高まるといいですね。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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