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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル1月号感想②】FPができる「心」と「お金」のサポート②

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル1月号についての感想続きです。

今号の特集は「治療の長期化、高額化が進む“がん” 患者と家族に向き合うために FPができる『心』と『お金』のサポート」です。
第1部の「FP実務家による座談会 医療機関の相談現場で実感するがん患者を支えるFPの役割」について感想を書いていきます。

特にがん治療が取り沙汰される理由

がんは多くの場合、一度の治療で全快とはならず、継続治療が必要な病気です。
10年以上治療が継続することも珍しくありません。
また、一度寛解したとされても再発や転移が起こる可能性が高いのです。

そのため一時的な休職や休業ですまないケースが多いと思われます。
休みがちになったり、体力等の問題で今までと同じ働き方ができなくなったり、ということで離職の道を選択せざるを得ない場面が、私の想像以上にあるということでしょう。

病で不安に感じているところに、経済的な不安も上乗せされるのですからたまったものではありません。

FPにもがんサバイバーが

しかし、がんイコール死、ではなくなっている証拠にがんサバイバーのFPが増えてきました。

記事中にもありますが、医療についての直接的な相談は無理でも、がんと共に生きるさまざまな前提を理解してもらえるというのは、大きな安心につながるのだと思います。

ホームFPと専門FP

本来的には、かかりつけ医のように、節目ごとにライフプランを相談できるFPとの関係を持つのがベストでしょう。
しかし、ホームFPだけでは知識や人脈が足りないケースもあるでしょうから、その場合は各専門分野のFPを紹介してもらうのが良いように思います。

病院からFPへ相談の連携があるという今の状態は過渡期なのかもしれません。

FPの守備範囲が広すぎる

すべてのFPが適切ながん患者への寄り添いができるようになる、という世界線はあまり現実的ではないように感じました。

もちろん、日本人の2人に1人はがんにかかると言われていることを考えると、基本的な知識やは持ち、失礼のない対応はすべきだと思います。
しかし、それ以上についてはサバイバーをはじめとした専門FPが対応するので良い気がしました。

今はまだ体制が整っていないから

もちろんこれは将来の話で、今はまだ、FPに相談ということすら一般的ではありません。
認知度を高めていかなければならないと強く感じた記事でした。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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