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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル4月号感想②】 FPが支える退職前のリタイアメントプラン②

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル4月号についての感想続きです。

今号の特集は「公的年金、DC、退職金、働き方……広がる選択肢 FPが支える退職前のリタイアメントプラン」です。
第2部の「リタイア後の希望をかなえるには?ケース別にFPが提案」について感想を書いていきます。

ケース1 お金の管理がずぼらで貯蓄も少ない。退職後も賃貸で生活を続けられるか

シングルで、趣味のために全振りしていた55歳男性のケースです。

生活費の縮小と投資額の増加を言われていました。

まあ、鉄板な指摘ですよね。
このような場合、生活費と趣味費が明確になっていないことが多いのではないかと思います。(自分も含め)
趣味費の方を、封筒分けなどで予算管理できるとかなり違ってくる気がしますね。

また生活費も、忙しさを言い訳に外食やお惣菜の多用をしていることが予想されますので、自炊中心にできると経済的にも健康面でもよいのではないでしょうか。
初期投資として料理教室に行くとしてもすぐに元が取れる気がします。

ケース2 継続雇用後は収入が大幅にダウンする。教育費は出したいが老後資金は大丈夫か

妻子ありの58歳、定年後の収入減に備えるということです。

まあ、問題が目の前に来ないと自分ごととは思えないというのは現実ですよね。

今は結婚・出産が以前より遅くなったために教育費と自分の老後費の出費時期が被ってしまうのは珍しくないことです。

このケースの場合、妻が専門資格を持ち現状年間100万円の収入であるところを年200万円に増やす、というアドバイスですが、いっそのこともっと働いた方がよいのではないかと思いました。

年100万円というのは扶養控除内になるようにしていることが想像され、その制限が取り払われるのであればいっそ年間300万円くらいを目指したほうがやりがいがあるのではと思うのです。

特に年下の妻は一人で生きる期間が長い可能性が高いのですから、やりがいのある仕事を持つというのはとても意味のあることなのではないでしょうか。

年金の受け取り方でどれがお得かを気にするのも大事かもしれませんが、このような生き方に関わる部分で、相談者の方の考える幅を広げるような提案ができたらよいなと感じました。

できることは抑えなくてもいいのでは?という考え方も選択肢の一つとして検討していただきたいですね。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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