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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル1月号感想⑤】FPができる「心」と「お金」のサポート⑤

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル1月号についての感想続きです。

今号の特集は「治療の長期化、高額化が進む“がん” 患者と家族に向き合うために FPができる『心』と『お金』のサポート」です。
第2部の「相談現場でのスキルを磨く 患者の不安を軽減し、お金の問題を解決するためにFPができること」の続きを書いていきます。

Advice3 セカンドオピニオンを受ける病院はいくつかの選択肢から探す方法を伝える

セカンドオピニオン外来を掲げる病院も増えてきて、セカンドオピニオン自体については以前より知られるようになってきたと感じます。

が、実際どのように受ければよいのかがわからずセカンドオピニオンを実施しなかったというケースは多いようです。

地域による差も大きいので、周囲にセカンドオピニオンの経験がある人がいれば認知が広まるけれど、周囲に経験者がいないと知らないままということなのかなと感じました。

私はセカンドオピニオンを受けた方がいいと考えている派なので、認知が広まるよう願っています。

Advice4 がん患者や家族から受ける相談と通常のFP相談との違いを認識する

がん患者や家族には、100歳までという長期のライフプランは通用せず、短期、中期のライフプランを組み合わせる、ということです。

千葉敦子さんの闘病記にもそんな記述があったことを思い出しました。

「長期的計画を持ってもいいのか、それとも当分は短期・中期計画にしておいた方がいいのか、その点についてアドバイスしていただけますか」
「のちに変更が必要となるかもしれないということを考慮に入れた上で長期計画も立てたらいいでしょう。たとえば、だれかと親密な関係に入るなら、再発の可能性を頭に入れておく必要があるでしょうね。それから、長期にわたる経済的なコミットメントは勧められません」

ニューヨークでがんと生きる 千葉敦子著

引用したのは千葉敦子さんとニューヨークの化学療法医であるヘイクス医師との会話です。
このような会話をFPが行えるのが理想なのでしょう。

ここで言われるFPのカバー範囲は、あまりにも広いなあというのが率直な感想です。

お金の専門家であるだけでなく、医療知識を持ちカウンセリング能力も高い…
ワンストップなら患者さんの負担は少ないのでよいのでしょうが、現実的ではないように思いました。

明日も続きを読んでいきます。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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