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食事の前には何をする? @飛行機

しばらく海外へ遊びにいっていなかったので忘れていましたが、かっこいい旅のnoteを読んで思い出したことがあったので綴っておこうかと思いました。

「あぁ、あるよなぁ~旅先でちょっとした会話をする事って」と思って読んでいました。なんか、かっこいいですよね、この話。

で、私のはちょっと笑える話。

あれは20代後半ぐらい。出発空港についたのは夕刻で旅の初めのサンフランシスコ行きの飛行機での話。日本からアメリカのダラスに向かうため東回りの時差ボケが確定していました。なので、機内ではがっつり寝るつもりで寝不足にしました・・な状態でした。

座席につくと機内はほぼ満席。座席を変えてほしいと言えない状況で、あ~横になって寝たいと思いながら出発を待っていました。隣に座られたのは、ブラウンの髪でグレーの瞳のまさに白人です!な人でした。年齢は40代ぐらいだったでしょうか。チェック柄のシャツとコットンパンツで母国に帰られるのかなという雰囲気。着席時に軽くお互いに会釈しました。

シートベルト着用のサインが消えた頃、隣の男性が話しかけてきました。最初は一人でこれからどこに行くのかとか、何をしに行くのとかね。軽く話してました。そのうちご自身の話をされ始めたのですが、なんと!このかたは宣教師さんでした。聞いてびっくり。

アメリカから長崎に宣教師として赴任したこと。日本で家族を持った事や日本の土地で近隣の方たちと良好な関係を作られていることなど、日本での生活の話をしてくださいました。さすが宣教師さんなので聖書の話や神様の話もありました。

当時、新約聖書を少し読みかじっていたので、質問をしながら楽しく話をしてもらっていました。「宗教勧誘されたらどうしよう」と少しビビりながら。(笑)宣教師さんですもの、話はうまかったです。

そうこうするうちに、フライトアテンダントさんが順番に夕食の準備をしてくださる時間になりました。すべてがセットされ、さぁ食べようかと「いただきます」をして隣を見たら、宣教師さんが目をつぶっていらっしゃいました。


あれぇ? 寝てるぅぅ~???



なにしろ、寝不足マックスで飛行機に乗り込んだ私自身がめちゃくちゃ眠かったのでそう見えました。この頃には頭もぼーっとしてましたしね。

そう思って見ていると目をあけられました。



で、つい、「眠いですか?」って聞いたんですよね。



クリスチャンなら、この状況にピンとこられていると思います。宣教師さんのお言葉は・・・・・そう! 



「お祈りしてました」



あああっっ・・・食事の前のお祈りか。そうだわな。そういうのあったよね。ちょっとアホな会話に恥ずかしいなぁと思っていましたけど、宣教師さんは何事もなかったかのように食事をとり始められました。恥ずかしぃ~。

食事の後も、何かお話をいただいていました。でもね、お腹が膨れると眠さもマックスになり半分寝ながら聞いていました。アルコール飲んじゃったし、意識がもうろうとして限界でした。

飛行機を降りる前に長崎に来た時には教会に来てくださいと住所を頂いた記憶があるのですが、あの紙はどこにいったのだろうか。良い人だったんだけどなぁ。日本で再会したかったなぁ。今も元気に長崎の教会で活躍されているかしら。



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