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体質の変化と温泉

つい4年ほど前まで、春はとても嫌な季節でした。桜が満開になっても見に行くこともできない程のひどい花粉症で、皮膚科でいつも薬をもらいにいっていました。

自分が花粉症だと認識するまでは、春になると鼻水でぐずぐずしたり、朝起きると目ヤニがついていたりしていました。なんだか調子が悪いなと思いながら友人に「それ、花粉症!」って言われるまで、ただただ「なんか調子が悪い」という状態で過ごしていたのです。

友人に花粉症の指摘を受けても、なんだかんだ言い訳をして放置していたわたし。そんな春が何度過ぎたでしょうか。頭がボーっとするし、涙と鼻がつるーっと出るしで、マスクをして、できるだけ外には出たくない!という状態にまでなってしまいました。自分の花粉を受け止めれる容器がいっぱいになってたんでしょうね。

とはいえ、薬は耐性ができて、どんどん量が増えるから飲むのが嫌だと思うような人間でした。なので、花粉症に効くといわれている民間療法の甜茶、バラ茶、鼻シャワーなどなど。色々なものを試しながらごまかしている毎年の年中行事のようになっていました。

ある年に、あまりにも桜がきれいだったので油断しました。

友人に誘われて夜桜を見に行きました。もちろん、マスクはつけていましたよ。でも、その日の夜中は地獄でした。息が・・・できない。ここまでひどい状態になったのは初めてでした。

肺につながる気道に何かが詰まっているぅぅぅぅ~そんな感覚があり、それを外に排出したい生理反応として咳がとまりませんでした。

一晩中・・・。

大げさかもしれませんが、このまま息が出来なくなって死ぬかもしれないとまで思いました。本当です。信じてもらえますか。本当なんです。

その年から、花粉症が一気にひどくなり、根負けしてお医者さんに行くようになりました。もっと早く行けよ!と言われそうですけど(笑)

お医者さんを前にして、「鼻がたらーっと勝手にでます。目の下が赤くなります。頭がボーっとします。」と症状を伝えると、少し様子をみた後にあっさりと「花粉症ですね。薬出しますから。」簡単でした。

薬を飲むと、あれだけ、頭がボーっとしていたのに断然体調は良くなりました。もちろん、まだまだ花粉症の症状は少し残っていましたけど、飲むと飲まないのでは全然違います。しなくちゃいけない事がどんどんはかどりました。

4年ほど、そうやって薬でごまかした春を過ごしていました。

でもね、やはり「このまま薬漬けになっちゃって、そのうち効かなくなるかも。」なんて心配性の思考が頭をもたげてきました。免疫を鍛えるにはどうすればいいのか?とGoogle先生によく聞いていました。

そうすると、そもそもの平常体温を上げるといいようだという情報を手に入れることができたのです。嘘か本当か?行動に移してみました。

人体実験を1年間。

体温を上げる!と思って、温泉や、お風呂屋さんに行きまくりました。血を変えるんだ~!と普通の温泉だけではダメだと指宿温泉に2回も行きました。あれ、良いですね。砂風呂です。

そして、翌年の春。

あれ?3月になっても、あたまがボーっとしない。あれ?くしゃみはするけれど、鼻水たらーっがない!不思議な事に花粉症がなくなっていました。あれ、本当かな?とこわごわと薬なしで過ごした春が4回過ぎました。

誰にでも効くとは言いませんが、

温活が私には効きました!



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