〜96歳の祖母〜家族間との関わり合いのなかで
お父さんは大阪で生まれた。
関東にでてきたのは高校生の時。
寮生活をしていたそう。
おばあちゃんは96歳まで大阪に住んでいて
最近になってホスピスに入った。
見た目は全くと言っていいほど
96歳には見えない
話もポンポンとリズム感が良く
自分のことを話すと止まらない
自分のことがとてもとても大好きな祖母。
今までも何度か関東に来ないかと話したけれど
できるだけ関西にいたいという
祖母の思いを大切にしてきた。
ホスピスに入ってから
祖母の体調はとても良くなり
今の状態はとても良い。
実はここのところ
日帰りで大阪に行っている。
はじめは、祖母から話があるとのこと。
どうやら祖母には彼がいたのだ。
彼に面倒をみてもらう訳にはいかないやん。
だから関東に行こうかなと。
でも、よくよく話を聞いていたら、
彼といたいけど、彼に面倒みてもらえるのかの確認を自分で言い出せなかったようだ。
父も突然、彼の存在を知り気持ちの整理をする間もなく、父と祖母、彼の3人で話し合い
やはり大阪で過ごすことに。
それからしばらくして入院を何度か繰り返すようになり、ホスピスに。
ホスピスに入ってから
今後どうなるかはわからないので
体調が良いときは一時退院をしてなるべく
お家で過ごすことをしたらとのお話しから、
私達もできるだけおばあちゃんの希望にそえるようにしてあげたいと話合い、彼とも話し、
一時退院のときは彼が祖母と一緒に過ごしたいとのことで、私達は入退院の時だけ大阪に行き、祖母の送り迎えをしていた。
なので、大阪に日帰りで
頻繁に行くようになったのだ。
しかしながら、彼も高齢のお年。
もともと腰痛があるので心配していたが…
やはり気持ちと体がついていかず一緒にいることが今は難しい状態に。
この4年ほど、祖母も彼も一緒に出かけたり
一緒に過ごしていたようなので、状況が変わった今、みんなで話し合った結果、このタイミングで関東で家族みんなで過ごしたらどうだろうかということになった。
父が関西を離れ、自分の母親へ思う色々な気持ちがあることを私達も知っている。
なので、父に任せるところは任せ、
父をフォローできることはしたいと
みんな思っている。
今回は髪を切りカラーしたいとのことで
美容室に連れていってあげること。
病院の主治医の先生とお話し。
祖母の体力的に関東に来ることが可能かどうかを聞きに。
先生の予定もあり
今回の大阪は一泊することに。
大阪にいた一泊の間にも
父と祖母のやりとりの中で
自分の感情を抑え対応していた父。
母と弟と私が乗る車の中で
父は気持ちを抑えつつも
私達の前では少し気持ちを
出してくれていた。
家族との関わり合いの中で
お父さんとおばあちゃん
お母さんとおばあちゃん
お父さんとお母さん
お父さんと私
お父さんと弟
お母さんと私
お母さんと弟
それぞれがそれぞれに
それぞれの関わり合いがあって
いろんな気持ちを持っていて
車中いろんな思いが
交錯しているのを感じとっていた。
音楽がかかってなかった車中
ビートルズをよく聴いていた父に
ビートルズの曲をかけた
しばらくしてから歌い始めたので
一緒に歌った
父の気持ちを感じとった母も
色々と思うことがあるのだろう
ひっそりと私の横で涙していた
その感情が伝わり
わたしも涙をこらえる
途中、母も父に声をかけ和ませる
車を降りてから
私は父をハグしながら背中をさすった
弟は父の横に並び歩き始める
今をみよう!
俺たちがいるやんかぁ〜
なんて大阪弁で言ってみたり
父も
本当にそうやぁ〜
みんながいるからできることやで〜
なんて言って笑いあった
弟と父の後を
わたしは母の腕に腕を絡ませ
母の背中をさすりながらついていく
家族の関わり合いはみんなそれぞれ違うけど
それぞれが思いやりをもって
声をかけたり
気づいてワンアクションしてあげることで
気持ちが一瞬でも綻べばそれでいいと思う
祖母と彼には年明けに伝える予定で
まだまだこれからどう進むのかは
わからないけど
ひとつひとつ丁寧に
話し合っていけたらなと思う。
聞いてくれてありがとう。
色々な感情が入ってくるし
その時はそれぞれ1人1人のことを考えて
行動することを優先してたから
自分の気持ちにお疲れさましてあげれてなかったから
note綴りながら〜自分に話してるけど
noteのおかげで疲れがとれていくのがわかる
みなさんもお疲れさまです。
そしてわたしも本当にお疲れさまぁ。
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