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香りが記憶を呼び覚ます

春の匂い
夏の匂い
秋の匂い
冬の匂い

あの人の匂い
お母さんの匂い
お父さんの匂い
赤ちゃんの匂い
おばあちゃんの匂い
友達の匂い

部屋の匂い
ペットの匂い

田舎の匂い
海外の匂い

枕の匂い
ぬいぐるみの匂い

アルバムの匂い
本の匂い
………。

匂いは記憶の海馬
を通って
記憶に定着する
と習った事があります。

「透明な夜の香り」
千早茜インタビュー記事より

調香師さんから直接伺った
と言う文面から引用

「嗅いでしまうと
脳は止められない」
ということだとか。
例えば、ミントの香りを嗅ぐと、脳はすぐに記憶
をさかのぼって
「この匂いはミントだ」
と判断しようとする。
記憶にはその匂いに
まつわる思い出も
ふくまれています。
匂いが嫌な人と
恋愛できないのは、
思考が追いつかないほどの
速さで匂いが感情と
結びつくからかもしれません。
どんなに訓練された
調香師さんでも、
匂いと結びついた記憶を
思いだしたくないときは
「嗅がない」
という方法をとるしかない
とおっしゃっていました。

「透明な夜の香り」
千早茜インタビュー記事より 

そうそう‼️
この匂いは?
と探しています❗️

夏の夜いつも歩く
大通りの木々から
薫ってくる匂い
あの匂いが大好き
なんです。
何の匂い?
金木犀とも違う。
リナロール系の匂いか?
なんかとても好きな匂い

夏の夜
無駄に大通りを
歩きに行きます♬

イイニオーイ♬

未だ何の匂いか
分かっていず、
私の好きな夏の匂いです♪

千早茜さんは、匂いに鋭い
そうですね。
この本も、興味深い本です。

エンタメを意識して
書いたとの事
なので、人間模様も
楽しめる感じですかね。

さくさんが魅力的です。

今回、続編?

『赤い月の香り』千早茜
インタビューより。

本作は朔が継続して
人とかかわりを持とうと
し始める話です。
私だけなのかもしれませんが、
人とかかわるとき、
まず意識してしまうのが
「加害」。
一香は自分が
何もしなかったことに
罪の意識を抱き、
自分は加害者だと
感じていましたが、
今回は改めて加害について
きっちり考えたいと
思いました。
そこで登場させたのが、
会ってすぐの朔に
「君からは怒りの匂いもする」
と言われ、
加害者意識に
さいなまれている満です。

ブックバンより

怒りの匂い!

それ言われると、
ショックかも😨



さく
感情が無いかの様な孤独な
感じの彼。
今回、朔の人間らしさも
出したかったと
千早茜さん。
やはり、人間ぽい所
を出してくれると
安心したり、
愛おしく思えたり
魅力的にみえたりする
ので、嬉しいシーンでは?
と勝手に期待しています(笑

日本人は体臭
を意識していないというか、
「ない」と思っている人
が多いようです。
私は昔いろいろな国
の生徒がいる
アメリカンスクールに
通っていましたが、
「文化圏が違うと
人のにおいも違う」
と感じることが多かった。 

そういえば映画
『パラサイト半地下の家族』
も、においが話の鍵
になっていましたね。
文化や生活の違い
がどうしても表れるのが
においで、
それは残酷なほどですが、 
体臭もそのひとつという
気がします。
人間の感情
が体臭にあらがえないのは
無意識のうちに
判断してしまうからで、
たとえばいくら顔
が好みでも体臭が苦手
な人とは恋愛できない人は
多いですよね。
私は誰かと付き合うたびに、
「いつかこの体臭
がきらいになる日がくるのかな」

ブックバンより

私が皮膚科勤めだった頃
よく、自分の体臭を気にして
来院される患者さんが
多くいらっしゃいました。

そう言う人ほど、
気になる匂いは、
していないんです。
でも、「臭いから
学校で、職場で、
嫌われているんだ!」
と言う思い込み……
がほとんど。

診察時に臭いチェックで、
医師が行う事は、
両脇に清潔ながガーゼを
10分ほど両脇に挟んでもらう
その間、医師から
うんちくが始まる。
「先ず、体臭を無臭にする事は
不可能です臭く感じる所は、
両脇、陰部、耳の後ろが
臭く感じます。ここを
無臭にする事は出来ませんし
100%無臭な人は居ません。
アポクリンが発達しすぎて
発生する匂いについて、
手術やボトックス注射
と言う方法があります」。

と言う端折りましたが、
10分ほど続いたあと、
両脇に挟んでいたガーゼを
医師が嗅いで判断するんですね。

殆どの人が、気にならない
臭いです。
「気にする方がおかしい」
と言い切る医師🧑‍⚕️

それでも、患者さんは
必死なので、臭いを抑える
クリームがある事を
伝えると、「買います!」
と買っていかれる方
多かったですね〜。

人は、無臭にはなれませんよ。

以上私が皮膚科医から
教えてもらった一部でした。

あっ!余談長かったぁ。

毒親は、誰もがなり得る
ものかも……

親は愛情だと思っていても
子どもにとっては加害
の場合があること。
“愛情と加害は
結びついてくるもの”
という私の考え方に対して、
「そんなことはない」
と反論する人は
きっと多いでしょう。
でも、そういう人ほど
危ない気がします。
実際「あなたのためを思って」
と言う毒親は
いっぱいいますから。

―― 愛情という名目が絡むと、暴力すら正当化されてしまうこともありますね。

 そういう例は
すごく多いと思います。
一方で、よかれと思って
誰かに言ったことに対して、
相手から
「それは悪意でしかないよ」
と言われてしまうことも
ありますよね。
話しているうちに、
だんだん悲しい
感じがしてきましたが。

ブックバンより

でも、そう言うのも
加味して、
子供に育てられたり
この本で、改めてあの時の
母の気持ちは、こうだった?
と理解できたら、救われる
人沢山いそう……。

勝手な私の感想でした。

………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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