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友達ができなかったけど今良い友達ができたのでオールおっけー

小さいころ、全く友達が出来なかった。

多分幼稚園のころから上手くいってなくて、小学校に入ってめっちゃめちゃにこじらせた。友達になりたいなと思った子に手のひらで転がされ、お互い嫌い合っているはずなのになぜか私に「○○ちゃんにいじめられてるの……」と打ち明けてくるクラスメートに出会い、「一緒に学校行こう」と言われたがその子が歩くのが遅すぎて半ギレになる私とか……。

あまりにも友達が出来ないので、自分はとても可哀想な人間だと思っていた。母には友達のことや、それでむちゃくちゃになる私のことでとても心配させた。友達がいないから空回りすることも多かったし、クラスで話す子はいるけれど気が合わないから続かなかった。

自分に非がないと思っていたから友達が出来なかったのではと今更ながら思う。

でも、その後ちゃんと友達ができた。

友達がいないときはつらかった。
仲良い友達誰って言われても、その場その場でしかないくて、自分の悩みを打ち明けるとかこの子と一緒にいたいと思える存在がいないのは苦労した。

大人になるにつれて、そういう人と人の関係とか、わかりあうこととか、ちょっとずつ、ちょっとずつわかるようになった。

今は大切な友達がいる。

友人は私の拠り所になっている。困ったとき、不安なとき、応援してほしいときに頼れる。楽しいとき、どきどきわくわくするときにその気持ちを共有したくなる。

放課後やバイトの後に牛丼屋でご飯を食べながらおしゃべりしたり、なかなか会える距離じゃないから電話で恋バナしたり、お泊りしてかなり真面目な話題を夜中まで討論して私は寝落ちしたり。

大人になって良かったなあと思う。
小さいころのままだと、友達に会えなかった。こんなに楽しいことが体験できるなんて、大人になるって良い事ばかりだなあとも思う。小さい頃はお泊りなんて一大行事で、携帯もなかったから長電話なんて絶対になくて、最近気になるこういう話題があるんだよ~とか話す機会もなかった。

小さいころ友達がいなかったのはかなり今どうでも良くて、もうとにかく今いる友達が本当に好きで、感謝している。私と友達になってくれてありがとうと、定番ながらそんな気持ち。

昔は友達がいなかったけど、今良い友達が出来たのでオールおっけー。

ちょろい女子大生の川添理来です。