新規事業計画の作り方 その2
2.2 Current business environment & market trends
市場分析、トレンド
市場分析とトレンドについてはマクロデータを見ていきます。マクロデータとは、その事業が含まれている全体の市場の動向を示すデータです。多くは統計局のデータベースや経済産業省の機械統計などです。
これらのデータから以下を説明します。
1. その市場全体の規模
2 . 年ごとの推移
3 . さらに細かいセグメントがあれば、セグメントごとに分類
4 . グローバルのビジネスであれば、国別の統計
ここで大事なことは、この新規事業が全体の流れの中でどのような状況にさらされるのかを知ることです。これがなぜ大事なのでしょうか?
ハーバードビジネススクールのマーケティングの授業で一番最初のケースで習うのは「潮流を読むこと」でした。新規事業にとって潮流というものはどのように機能するのでしょうか?それは、もし市場が拡大していれば、新規参入の余地が生まれ新規の需要に対して当てていくことになりますし、その市場が横ばい、もしくは減少しているのであれば、他社からシェアを奪わなければならないことになるわけです。
これは、商品の価格戦略や差別化による付加価値の考え方が変わってきますし、資金を投資するタイミング、勝ち目なども変わってきます。変わらない大きなトレンドとしては、人口減少、少子高齢化、IoT、AI、ブロックチェーン、外国人労働者の増加などです。
また、例えばコロナ禍でビジネスを始めるには、どのような潮流があるかと言えば以下の需要が高まっていると想像ができるでしょう。
[キーワード]
・テレワーク、在宅(カメラ、オフィス家具、WIFI、プリンター)
・医療の新しい需要(新薬、体温計、クリーンルームなど)
・デリバリー(Amazon, Uber eats, ピザ配達)
・Re-industry 産業の国内回帰(海外リスクを回避する)
潮流を読むという意味で、このマクロのデータ分析が重要になってきます。なぜ、その市場は今伸びているのか、なぜ縮小しているのか、ユーザーの動向や、需要の変化、新らしい技術などをもとに、仮説を検証していきましょう。
次回はいよいよ新規ビジネスプランの戦略です。
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