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【通信制スクーリング】とまどい

どうも!ニコラスです。カレンダー通りの連休。束の間の休息も明日で終わり。やりたいことが山積みなのにどうして休日はこんなに時間の経過が早いんだろう?
と思いつつ久しぶりにnoteへの投稿です。今回は、通信制課程のスクーリングでの戸惑いを吐き出します。


まだまだ主流の「一斉授業スタイル」

 まず、一般的に通信制課程における「単位取得」への道のりは、①科目ごと定められた一定回数のスクーリング(対面授業)への参加[※動画視聴で代替可]、②期日までのレポートの提出(本校は半期14単位で40枚弱)及び合格点への到達
 ①・②クリアで「単位認定試験」が受験可能になり、③「単位認定試験での合格」を経てようやく「単位認定」となります。
 基本的に自学自習が中心ですが本校の通信制課程は「手厚いサポート」をウリにしているためスクーリング(対面での授業)の回数が多く、欠席した場合の「補講」も組んでいます。
 また、さまざまな事情で中学校を原級で過ごすことができず人間関係や学習に不安をもつ生徒が多く進学してきます。そのため、「そのような生徒が多くいる=極力静かな環境を作らなければならない」マインドが教員に生まれ、「教員主導の一斉授業」に行き着いているのだと思います。(1回のスクーリングでカバーしなければならない教科書の範囲が決まっているのも大きな要因です)しかも、中学時の学習内容が定着していない生徒もいるため「指名しても答えられないから当てちゃダメ」とまで釘を刺されてしまいました。(「答えられない」って決めつけていいの☹️?ちょっと悲しくなりました)そうなるとスクーリング(授業)時、生徒は教員の説明をただ聞き、黙々と板書を写す・・・全日制を主戦場にしていた自分にとっては違和感がありました。ましてや英語科🔠、どれだけ英語にふれさせて運用させようか悩んでいます。

「わかる・できる」よりも「楽しい」を!

 そんな状況でも通信制課程の学習のメインである「レポート」では合格点を取らない(取らせない)といけない。生徒が受け身の一斉授業スタイルで果たして学ぶ力は身につくのか?この悩みを抱きながら通信制課程のスクーリングデビューをしました。入室した直後の静けさは「シーン・・・」ではなく、緊張で凍りついたり張り詰めた「キーン🥶orピーン🫨」というものでした。3種類の英語の授業を担当していますが、全ての授業で生徒に伝えたのは「わかる・できるよりも学ぶって楽しい!を感じてほしい」・「英語は耳から覚えたほうがいい。だからたくさん英語を聞いていく」・「必要なら仲のいい人と机をくっつけていい」・「ノート書くのが面倒ならスマホで撮っていい」の4点。あとは受講する生徒たちの様子や人数でやり方を変えていくことにしました。 

在籍2年目〜の生徒には驚かれた😁

 前述した4点を話したところ、「えっ、机くっつけていいの?」という声がボソッと聞こえてきました。嬉しい反面、「今まで『授業はこうあるべきだ』という慣例に従ってきたんだな〜」と感じました。自学用の音声アプリの紹介をし、いざスクーリングスタート!教科書の英文をひたすら聞く。ただしそこにきちんと「次に聞くときは◯◯を意識しよう!」と目的を持たせてListen again🔠。全日制の時はそのまま音声に続けて音読ですが・・・そこは自制。ややもすれば「無理やり読まされた」になるので、「読んでみようってなったら、自学で挑戦してみて」の声かけに留めました。

受講者2名の英語会話では・・・

 通信制課程の時間割は生徒それぞれが作成します(大学の履修登録みたいに)。そのため、今担当している「英語会話」は2名だけ(仲良し2人組)の受講です。「この環境ならいけるんじゃないか?」と思い、教科書のダイアログの音読にチャレンジさせてみたら、読める読める😆楽しんでやってくれています。この授業では黒板はほぼ使わずアウトプット多めの授業ができています。必然的に生徒が主役になり発話も多くなり笑いも出ます。授業終了時に「えっ、もう終わり!?」と言われたことが嬉しかったです👏また、隣の教室にいた先生から「2人だけの授業だよね?5人くらいいるっぽかったけど」と驚かれました。「通信制の生徒だから・・・」という先入観は生徒のポテンシャルを引き出す妨げになります。

目下の悩みは1年生のスクーリング

 めちゃくちゃ悩んでいます。初回のスクーリングでBe動詞と一般動詞の説明をしてから「じゃあ教科書の問題をやってみよう!」と各自が取り組む時間にしたら、ほぼ手が止まっていて「これは何の時間だ?」という雰囲気になってしまいました。その一方で、英検準2級程度の力がある生徒は内容が簡単すぎて時間を持て余している・・・。とりあえずの対応策として、不本意ながら一斉授業スタイルでひたすら英文法を教えています😞他者とのコミュニケーションをとるのが難しい生徒が多く学び合い・教え合いは難しいので、英検準2級程度の力のある生徒には同じ単元の難しめのプリントで対応しています。

始まったばかりですが手応えと戸惑いを感じた1ヶ月。「生徒が主役」というモットーを忘れず、英語のスクーリングを通して「学ぶ楽しさ」を目いっぱい感じてほしいです。

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