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#4自己資金より融資を決めた私の理由


■このマガジンについて


ベトナムにネイルサロンをオープンしたのは、2016年8月。
フリーフォトグラファーとして日本で気ままにやってきた私が、ベトナムで1からお店を作って、スタッフを持つなんて考えた事がありませんでした。
でも、あるとき海外でチャレンジしたい病にかかってしまったのです。
それからは、新鮮で刺激の多い日々...。
全てが初めてでどれも大変な作業の連続。落ち込む事も多いけれど喜びの方が多いんです。
だって、毎日楽しいんだもの。


■事業資金を調達することを決めた


ベトナムでネイルサロンを作るには資金が必要だと理解した私。

本当にベトナムホーチミン市でネイルサロンを作ったらいくらかかるのか。事業資金を計算してみた。

私が事業資金計算するために作った資料たち。

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ファイルに記載していること
・必要な道具や材料の写真
・必要な数
・日本とベトナムでその商品が売っているお店のリンクや情報
・日本での価格とベトナムでの価格
この資料を作って知りたかったこと
・日本でしか売っていない物は何か
・ベトナムで揃えられる道具はどれか
・ベトナムで買ったほうが安いものはどれか


2016年はベトナムドンが高かった。(1円=184vnd)
2021年4月現在、ベトナムドンは安い。(1円=213vnd)

googleで「ベトナムドン レート」って調べたらリアルタイムの価格がみれるよ。
おすすめは「オンライン通貨コンバータVALUTA FX」

資料を作るのは本当に面倒だけど、ちまちま準備することは結構得意な私。
「ネイルサロン 開業 準備」や「ネイルサロン 必要 道具」とweb検索し資料を作っていく。

同時期にネイルの勉強を始めたから、道具を見ても何に使う物か全くわからない事も多かったけれど。
現代はwebで調べたら何でも出てくるから本当にありがたいよね。

調べる→リストを作る
それが何に使うものか調べる→リストを埋める

この繰り返し。

「お尻に根っこが生えるんじゃ?」っていうくらい毎日PCに向かい、資料作成をしていた。


そして作った資料を元に、算出した費用は700万円。

(設備資金)
・施工工事費(解体・内装外装含む)・・・80万円
・設備費(什器等)・・・140万円
・広告宣伝費・・・30万円
・その他消耗品・・・10万円
(運転資金)
・想定家賃半年分(敷金含む)・・・150万円
・想定給料半年分・・・120万円
・渡航滞在費(月一で半年分)・・・120万円
・材料、消耗品費・・・50万円

かなり切り詰めたつもりなんだけど。なかなかの金額だ...。

私は日本で活動するフリーのカメラマン。
個人事業主というカテゴリーだ。

法人ではなく個人事業の場合は、それぞれの事業を区別せずに、所得を得て確定申告しても問題ない。

だから、ベトナムでの新規事業資金を100%自己資金から捻出する方法もあったんだけれど。

私は融資を受けることにした。


■私が自己資金ではなく融資を受けることを決めた理由


お金を借りることはできるだけ避けたい。そう思っていた私は、融資について色々調べました。

当時の私は「融資」と「借金」は同じだと思っていた。

どっちもお金を借りるって意味では一緒なんだけど。。

実は「借金」と「融資」って目的が違うんだよね。

「借金」・・・消費されるお金。生活や住宅、車などの購入用に借りるお金

「融資」・・・事業のために使うお金。事業をし利益を生む為に借りるお金

私にとって初めての事業。
そして挑戦する場所は、日本ではなくベトナム(海外)
自分の生活はちゃんと守りつつ、チャレンジしたい。

私が当時考えていたこと。自己資金じゃなく融資を受けることを決めた理由
・写真の事業で必要になるかもしれないお金は別で置いておきたい
・ベトナムのお店の売上が少なくても、自分の生活はきちんと守りたい
・融資の返済が万が一滞ったときに自己資金が残っていれば返済はできる
・苦労して貯めた自己資金がどんどん減って受ける精神的ストレスを緩和するため


現在の私の考えと似ていて、融資について詳しくまとめられている若林哲平さんのnoteを紹介しておきます。


いろいろお金について自分なりに勉強し、考えた結果、創業費700万円のうち、自己資金は100万円だけ。

実は、このお金、税金の支払いともし何かやりたいことが出来た時に使えるよう毎月50,000円の定期預金していたお金。

定期預金を始めた時はぼんやりと「必要になったら使えるお金を別で置いておこう」っていう意識で、事業の計画はまだ無かったんだけど。
いざというときに使えるお金を貯めていてよかった。
(実際に融資の面談時、返済能力があるって評価してもらえた)


■融資について、はじめての相談


融資を受けることは初めての私。
海外展開支援で融資枠を持っている日本制作金融公庫(国金)へ資料を持って相談に行ってみた。

全国にある店舗はここから。(電話でアポを取って行くとおすすめ)

担当してくださった西田さんは、私の資料をみながら他に必要な書類や、事業計画について色々親身に聞いてくださった。

「門前払いされるんじゃなかろうか。」と不安だったり心配してたけど。
行ってみたら案外そうでもなかった。

融資審査に必要な資料があると聞き、資料の準備をすることに。

融資審査に必要な資料
・創業計画書
・物件詳細
・設備見積もり
・私の確定申告の2年分

創業計画書の書式はここからダウンロードできるよ。

設備見積もりは、事業資金を計算するときに作った資料が役にたちそう!
でも、店舗物件はまだ決まっていないし創業計画書も作らなきゃ。

頑張れ私!これからまだまだやることはたくさんある!!



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