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【マンホール聖戦in三島】上位10名は全員が三島市民!シビックプライドを感じた戦い

「マンホール聖戦 in 三島(3月19日~3月24日)」の表彰式が、3月26日(土)に、豊岡武士三島市長のご来席を賜り、三島市生涯学習センターにて執り行われました。本イベントは、昨年11月の「マンホール聖戦 in 加賀市」に続き、2番目の地方開催となります。
(主催:三島市、Whole Earth Foundation(以下WEF)、日本鋳鉄管㈱ 共催:一般社団法人三島市観光協会 後援:三島市教育委員会)

産地じゃないのに「うなぎが名物」の三島

三島市は富士山の南麓、伊豆半島の付け根に位置する静岡県東部の交通の要所です。三島駅から南へ10分程歩くと深い杜に囲まれた荘厳な三嶋大社に到着します。源頼朝が源氏再興を祈願したことで知られる古社であり、市民はもちろん、周辺地域の方々の信仰を集めてきました。

そんな三島の名物は“うなぎ”ですが、三島市はうなぎの産地ではありません。産地ではないのになぜ美味しいのか、実はこの秘密は「水」にあります。富士山麓に降り注いだ雨が地下に染み込み年月をかけて濾過され、「天然のおいしい水」となって市内のあちこちから湧き出てきます。
三島のうなぎ屋さんはうなぎを数日間この水にうたせることで、生臭さを取り除き、余分な脂肪分を燃焼させることで風味が増すそうです。

こうした土地で「マンホール聖戦」を行う意義があると私たちは考えています。

(三島市から望む富士山)

2日で1万基をコンプリートした「三島プライド」

マンホール聖戦 in 三島は、登録者数600名、延べ400名が参加され、わずか2日間で三島市内全域の約1万基のふたをコンプリートすることができました!驚くべきことです。10代〜60代まで幅広く老若男女問わず参加され、皆さんに楽しんでいただきました。

今回、1位から10位までの受賞者が全員三島の方であったことがイベントの最大の特徴でした。「地域を自分たちの手でより良くしよう」という市民の皆さんの三島愛を感じます。シビックテックがシビックプライドへと進化していて、これは「三島プライド」と言ってもよいかもしれません。

*シビックテック:市民がテクノロジーを活用して社会や地域が抱える課題の解決を目指す取り組みや技術の総称

*シビックプライド:「地域をより良い場所にするために、自分自身が関わっている」という、当事者意識や自負心のこと

(左:豊岡武士市長のご挨拶、中:弊社代表日下の挨拶、右:受賞者の方と社長の記念撮影)
(左:表彰式の様子、右:結果の詳細な説明をするWEF樋口宣人ディレクター)

コンプリート後の追加ミッションが・・・

(左から、三島桜、スカイウォーク、消火栓)

想定を上回る速さでマンホールをコンプリートしたため、イベント3日目以降はどうなるのか・・・?!という心配もありましたが、市民の皆さんからニーズのあった消火栓のふたを急遽マンホール聖戦の対象に加え、追加ミッションとしてゲームを楽しんでいただきました。

桜や三島スカイウォークの柄など色とりどりの消火栓のふたは季節や地域性を感じるものもあり、参加者の皆さんから大変好評だったようです。

マンホールハイや宝探しの心境に

表彰式では、参加者の感想を伺うことができましたので、いくつかご紹介したいと思います。

自然とマンホールに目がいくようになった
子供と一緒に楽しく散歩しながら参加できて、良い思い出となった
宝探しをするかのようで楽しかった
休憩するのを忘れて写真を撮りまくった
・「ランナーズハイ」ならず「マンホールハイ」の状態だった
・行ったことがない地域に行き、知らないお店を発見できた

などなどさまざまでしたが、とても夢中になって取り組んでいただいたことや、新しい発見に繋がっていることなど、嬉しいコメントをいただけました。

また、ふたの魅力として、

・全国統一ではなく、土地土地の特色を現したデザインだから良い
・コレクションしたくなる

などのご意見をいただきました。

三島市と一丸となってこのマンホール聖戦を成し遂げられたことを、私たちは大変光栄に思っています。イベントが無事に閉幕したのは喜ばしいことなのですが、何だか少し寂しい・・・。早くも「聖戦ロス」になってしまったようです。

今後も各自治体様のニーズを踏まえ、他の地域での開催も検討しています。いつかあなたの地域にも「マンホール聖戦」がやってくるかも?!ご期待ください!

最後に、ご参加いただいた皆さま、そして運営に携わってくださった三島市下水道課ほか関係者の皆さま、ありがとうございました。

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