筋力についてMMTから考える
皆様、本日もご覧いただきありがとうございます。
本日のテーマは、「筋力」についての理解を深めていきたいと思います。
さっそく参りましょう。
筋力評価で最もポピュラーなものと言えば…?
そうMMTですよね。
Manuel Muscle Test(MMT)の段階の考察と臨床的な筋力の考え方から筋力に対する理解を深めていきましょう。
MMTの話に行く前に…
そもそも筋力があるとはどんな状態なのでしょうか?
この質問に答えられるPTは実は少ないと思います。
質問の質としては、正常な動作とは?
という質問に近いかもしれません。
「筋力がある(ない)」や「正常な動作ができている。」等
つい普段使ってしまいがちだけど、その概念や定義まで深く考えたことがない。という人も少なくないと思います。
この質問に答えられるかがMMTや筋力を理解しているかどうかに繋がると思います。
MMTは0〜5の6段階で評価されます。
それぞれ
0:ZERO 筋の収縮は見られない。
1:Trace 筋の収縮がわずかに感じられるが、関節運動は確認できない。
2:Poor 重力を除去すれば、運動域全体にわたって動かせる。
3:Fair 抵抗を加えなければ重力に抗して、運動域全体にわたって動かせる。
4:Good 抵抗を加えても運動域全体にわたって動かせる。
5:Normal 強い抵抗を加えても運動域全体にわたって動かせる。
となっています。
最も筋力がない段階をZeroとして、最も筋力があるとされる段階はNormalと表記されています。また、パワーがある状態だけなら4のGoodで表せます。
これって少し不思議ですよね?
筋力があるとは、パワーがあるということではなく、Normalな状態を筋力があるというのです。
では、ノーマルとはどんな状態でしょう?
やや私的な意見も含まれますが、リハビリにおけるノーマルとは、
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