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3 エレクトーンの思い出 マドンナたちのララバイと発表会

岩崎宏美さんの歌う「マドンナたちのララバイ」という曲が大ヒットした。今調べたら、1982年のことだから、私がエレクトーンを習い始めて2年も経っていない。

この曲がとても好きになり、是非ともエレクトーンで弾きたい!とT先生に願い出た。

この曲は当時「エレクトーン ファン ファン ファン」という曲集に載っていた。早速、この曲集を購入。

当時この「ファン ファン ファン」は定期的に新刊が発売になっていた。エレクトーンを習って中級くらいになっていた人なら、例外なく一冊は購入しているはずである。

テレビの歌番組で聞いて好きになった曲を、実際に自分が弾いてみて、「少し違うな(エレクトーンようにアレンジしてあるから)」とは思ったものの、かなり満足した。

また、テレビで聞いて有名な曲を自分でも弾くことができた、ということで、とても自信がついたのを覚えている。うちの両親は音楽をしないし、レコードをかける文化もない。特に知っている曲というのもなかった。だから、エレクトーンでは教本を見ながら、知らない曲ばかり弾いていたからだ。今までも、曲を弾けるようになるのは楽しかったけど、実際に知っている曲を弾けるようになるのは格別の満足感があった。

この曲を、2回目の発表会で弾いた。小学1年生か2年生の頃のことだった。

この後、さらに上達が加速した。

小学校から帰ると、毎日練習していた。学校の友達と遊ぶよりも家で練習する方が楽しかったから、友達が遊ぼうと誘いに来ても、練習があると言って断るようになった。

今思うと、本当に変な子供だった。

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