おいしい、と いきたい、は 似ている
というコピーを
昔、書いたことがあるのだけれど。
自分の天職は料理なんじゃないか、
と思って
この仕事をはじめて20年ほどになる。
わりと最近になって、
わたしの作った料理を食べてほしい、という欲が
自分にはほとんどないことに気がついた。
飲食を生業とするものとして
語弊があるといけないのだけど、
作るのは純粋に好きだし、
元気な野菜を見て何を作ろうか考えるのは
他に比べがたい喜びがある。
おいしい、と喜んでもらえるのはもちろんうれしい。
でもむしろ、
あなたにもそれは作れるよ、と言いたいし、
その方法を伝えたい。
きれいな夕陽をみて
いろいろうまくいかなかったけど
今日はいい日だった、と思うみたいに
ごはんがおいしく作れると
自分にOKを出せる、と思う。
料理のなかの
その、自己肯定感にかかわる部分に
わたしはアプローチしたいんだな、
と思うようになった。
そんな話を
ここでできたらいいな、と思っています。
どうぞよろしくお願いします。