「普通、大変」第1話

あらすじ

高校に入学した桜井美月はイケメンの彼氏を作ることが目標。
そんな彼女の隣の席に座る橘海斗はただただ普通の子なのだが実は誰もが見惚れる超絶イケメンで勉強、運動など何をとってもセンス抜群なのだが、それが原因で中学まで目立ってしまい面倒くさくなった彼は自分のこと知らない高校に入学したのだった。
あることがきっかけで彼の秘密を知ってしまった桜井美月は橘海斗から自分が普通の子で学園生活を送れるよう協力してくれと頼まれるものの...。
イケメン好き女子と普通の子を演じている男子の三年間が始まる。

本文

新学期、桜の花が舞う今日

門の近くにある桜の木を見上げている一人の女子生徒がいました。

「私の名前は桜井美月、ピチピチの16歳」

美月「絶対にイケメンの彼氏作って高校謳歌してやるぞ!!!」

そんな気合を入れている彼女の横を見向きもせずスッと通っていく男子生徒がいました。

美月「 ! 今私のイケメンセンサーが反応した気が・・・」


入学式

〜〜〜🎶

教室

ザワザワ、ザワザワ

美月「このクラスにはどんな人がいるのかなぁ、キョロキョロ」

ドアが開いて先生がやってくる。

「皆さん、入学おめでとうございます。私がこのクラスを担当する山本紗南です。これからホームルームを始めます。まず・・・」

学校生活の説明、自己紹介が行われた。

紗南「じゃあ、本日のホームルームは終わりです。この後は教材や体育用品の購入がありますのでよろしくお願いします」

先生教室から退室。


吉田華菜が近づいてくる。

華菜「美月、教科書買いに行こうよ」

美月「はぁ〜〜〜」

華菜「どうしたのよ〜」

美月「ダメだ、全然ダメ」

華菜「入学前に言っていたイケメン探しのこと?」

美月「そう、でもこのクラスにはいないかも」

華菜「あの子は先生に質問してたちょっとかっこいい子」

美月「先生に彼氏いるんですかって聞いてたあのちょいチャラ調子ものね、ないない私あのタイプ苦手だから。それに先生が可愛いからってドキドキしている男子もな〜し」

華菜「無理なんじゃない紗南先生可愛いで有名で大抵の男子からめちゃくちゃ注目されてるし」

美月「私が秋のオープンキャンパスで見かけた美男美女の親御さんは何処へ…ガク」

華菜「あぁ〜美月が騒いでた人ね。残念ながら子供の方は体調不良で来てなくて両親だけ見学に来てたっていう」

美月「そう、両方サングラスとマスクしていたけどそんなの関係ないくらいのオーラがダクダクに溢れていたあの親御さん。あの両親にしてその子あり。とんでもなくイケメンに間違いなし」

華菜「アンタあの人たち見てこの高校に決めたの〜バカだね。この高校に来るとは限らないでしょう」

美月「いや、絶対に来てるはずなの。私オープンキャンパスの終わった後ちょっと付けたの」

華菜「アンタそこまでして、ちょっと引くんですけど」

美月「そしたら母親の方かな」

母親「私卒業して以来だわここに来るの」

美月「って言っていたの」

華菜「卒業生だったのその人達」

美月「卒業してわざわざ来たってことは…ねぇ」

華菜「でもいない」

美月「ガクッ他のクラスにいるのかな」

華菜「残念ながらそんな人はいません。もっぱら話題なのはイケメンじゃなくて美女だそうよ。他のクラスにとんでもない美女がいるって持ちっきり」

美月「そうなの、じゃあもしイケメン君がいたとしてもその子に持っていかれるじゃない。それはまずいかも華菜見にいくよ」

華菜「ちょっと…入学そうそう騒々しいよアンタは美月待って〜」

そんな美月の左隣の席に座るメガネを掛けた男子生徒は両親の代わりに来た祖母と一緒に教室を出た。


美月「うわぁ何、この人だかりは」

華菜「こりゃ〜とんでもない逸材らしいね」

男女問わずたくさんの人がある教室の廊下に溢れかえっていた。

美月「はいはい、ちょっとすいません」

華菜「すいません、すいません…痛っ、ちょっと急に止まらないでよ美月」

美月「華菜…見てみ」

華菜「…これは凄いわ」

一瞬でわかった、彼女だと。

美月「女神っているんだね…」

華菜「そうだね」

私の青春は一瞬のうちに絶たれた。


華菜「教科書買いに行こうか…」

美月「うん…」

華菜は気を使いながら教科書を買いに行った。


そんな彼女らの横を祖母と眼鏡の男子が通り過ぎていく。


すれ違う瞬間ビビッと何かを感じ振り返った。


美月「どうしたの?急に振り返って」

華菜「いや…」

美月「あの子知り合いなの?」

華菜「今隣の席になった子だなぁと思ってさ」

美月「へぇ〜どんな子なの?」

華菜「うぅ〜ん普通の子って感じ。自己紹介の時も好きなミュージシャン言って終わったかな。普通に優しそうな感じだったかな…」

美月「顔はどうだったのってアンタが反応してないから聞くまでもないか」

華菜「眼鏡掛けた普通の子、少し猫背気味だったけど」

美月「意外に詳しい」

華菜「フフフ、私は瞬時に人のことを見極める能力を持っているのである」

美月「特殊能力、マジでヤバ」

華菜「華菜を見てあげるよ」

美月「ちょっと何、体見ないでよ〜」

走って逃げる。

華菜「待て〜美月〜」

二人は笑いながら向かった。

反対方向に分かれていく二人男女。

これから学園生活がスタートするのであるが…

一ヶ月の時が経った。


ホームルーム前

華菜「美月、学園生活はどう?」

美月「楽しいよ、楽しいけどいなかった私のイケメン君はいずこえ〜〜〜」

華菜「入学初日に言ってた。もう無理だね。一ヶ月でこの学校中調べ切ったもんな」

美月「血眼に探したのに目撃情報ゼロ。ここの男どもはみんな女神様に夢中さ」

華菜「双葉莉乃さんね〜男女両方だよ。もうファンクラブ出来ているらしいよ」

美月「私も諦めがつくよ流石に〜だから文化祭よ文化祭に来た他校の生徒を…」

華菜「アンタ切り替えはやっ」

美月「私はいつまでもチンタラしないの、華菜は彼氏で…」

海斗「桜井さん、今日の課題貰ってもいい」

美月「あぁ、はいはい。えっと…これだはい橘君」

海斗「はい、確かに」

海斗は次の回収に行く。

華菜「…橘君ってそこそこ身長あるねぇ」

美月「そうだね、でも彼帰宅部らしいよ…あれ、もしかして気になってる〜そういえば華菜身長高い人好きだったね」

華菜「彼ってどんな感じ?私そんなに関わった事ないし」

美月「う〜ん優しい子」

華菜「それだけ、一ヶ月の期間で」

美月「うん、私は授業で聞き逃した時にちょっと聞くぐらいだから。そんな詳しく知らないよ」

華菜「じゃあ、そう言った噂とか知らないんだ」

美月「聞いた事ないよ彼女がいるとか…っていうか同じクラスなんだからアンタにも入ってくるでしょう」

華菜「聞いてみてよ」

美月「何で私が」

女子生徒「華菜ちゃん、ちょっと」

華菜「今いく〜頼むよ」

美月「ちょっと…」

美月”もう…まぁあとで聞いてみるか”


課題を回収し終えた橘が自分の机に着くなり本を読む。

美月「橘君って彼女とかいるの?」

海斗「別にいないけど」

本を読みながら応答する。

美月「そうなんだ、ちなみに吉田華菜って子どう思う」

チラッと華菜のことを見て

海斗「特に話した事ないから分からないな」

美月「そうだよね、ごめんねぇ本の読むの邪魔しちゃって」

海斗「全然大丈夫だよ」

美月”こりゃ、脈はないな残念ながら”


放課後

美月「一応聞いたよ、彼女いるのかって。そしたらいないってさ」

華菜「そうなんだ」

美月「今よっしゃって思ったかもしれないけど華菜には興味ないと思うよ」

華菜「どうして分かるの」

美月「ついでに華菜のことどう思ってるって聞いたら淡々と話した事ないからわからないって言われたよ」

華菜「それはまだ私のこと知らないからじゃない」

美月「突然彼女いるのとかあの子どうとか聞いたら年頃の男子生徒は動揺してアワアワすると思うけどそんな素振り一切無かったから」

華菜「気になる…」

美月「えぇっ」

華菜「気になってきた私」

美月「ウソ」

華菜「私、素っ気ない人の方が逆に燃えるの」

美月「マジで」

華菜「橘君は今どこ」

美月「もう帰ったんじゃない、帰宅部だし」

窓からグラウンドを見てみる。

美月「あぁ、あそこにいるよ」

華菜「ホントだ、あれ誰か来たよ。後ろから」

美月「双葉さんだ、女神様だよ」

華菜「えぇ、ウソもしかして橘君を追いかけて」

美月「普通に通り過ぎて行った」

華菜「そうだよね、双葉さんと校庭内で親しく喋ったらファン達にどうされるか分からないし」

美月「二人とも見えなくなった」

華菜「もしかしてこの後二人で会ってたりして」

美月「ないない」

華菜「美月、二人の動向を見て来て」

美月「何で私が自分で行きなさいよ」

華菜「私はこれから部活に行かないといけないから、アンタ暇でしょ」

美月「暇だけど、どうして私が」

華菜「アンタが行きたがっていたRainManのコンサートでど」

美月「やります。ぜひ私にお任せよ」

すぐに帰りの支度を済ませ追いかけていった。


何とか橘海斗を発見し尾行開始。

美月”双葉さんとは一緒にいないわね、当たり前だけど”

海斗急に止まる。

美月”危ない、危ない”

海斗カフェに入っていく。

美月”カフェに寄るのね”

海斗注文を済ませて席に着く。

美月”ここの抹茶ラテが美味しいのよねぇ、あぁ新作のマラサダが出てる。食べたいなぁ”

店内を外から見回していると

美月「あぁ、双葉さんがいる。二人はバラバラに座っているけど偶然にしては出来過ぎているような。一旦店内に入って観察するか」

店内に入って席に着いて二人の事を観察する。

双葉さんは勉強を、橘君はスマホをいじりながらゆっくりしている。

美月「今のところ特に変わったことはなしっと」

そこから二人のことを観察するものの何もなし。

美月「もう何もないな、新作のマラサダ食べよっと」

二人のことなんて考えずスイーツを食べながら幸せな気分になっていると橘君が席を立った。

スマホを手に持ち双葉さんの方に近づいていく

美月「あぁ!やっぱり二人には秘密が」

双葉の近くのお手洗いに入っていった。

美月「何だお手洗いか、うん?」

双葉さんは勉強をやめスマホを取り出し眺めているがその顔が学校では見たことないくらいトロンとした顔になっている。

美月「双葉さんもそんな一面もあるのねぇ」
 “それにしても双葉さんが急にあんな感じになったのは橘君が近くに通ってから…そういえばスマホ手に持っていた。あの時何かあった例えばエアドロとかそこで何かの写真を…”

トイレから戻ってきた彼はリュックを持って店内を後にした。

美月「これはまだ調査する必要があるわね」

抹茶ラテを手に店内を後にしてこっそり橘海斗の跡をつける。

そして最終的に辿り着いた場所。

海斗「ただいま、婆ちゃん」

立派な日本家屋に入っていく。

美月「い、家ここが。とんでもなくお金持ちなの実は…」

いろいろ覗いてみるとわかった。

美月「ここ旅館だわ」

誰かが近づいてくる。

?「そこのお嬢さん、何かようかい?」

旅館の中 洗面台

海斗「ふぅ〜ようやくコンタクト外せる。疲れるなぁ素顔で言われないのわ。あと桜井さんがカフェに入って来た時は焦ったぜ。莉乃の関係がバレるかも知れないからな」

顔を洗ってタオルで拭き、肩に掛けて自分の部屋に戻る途中。

梅「ちょっと海斗」

海斗「どうしたの婆ちゃん」

梅「アンタにお客さんだよ」

美月「橘君ごめんねたまたま近くを……」

そこに立っていたのは学校で見た面影が一切無い私が見た中でもNo.1超絶イケメンの男性であった。

海斗「婆ちゃん何で招き入れたんだよ」

梅「中を覗いているお嬢さんがいたからのぉ、事情を聞いたら海斗アンタと同じ高校だというから友達だと」

美月「橘君なの本当に」

海斗「違う、違うよ。俺は双子の兄弟で弟の方だから兄貴のとは違うよ」

梅「海斗、何嘘ついておるんじゃお前は双子じゃなかろう」

海斗「ば、ば、婆ちゃん!!!」

美月「いた、私が求めていた理想の彼氏…」

バタン

海斗「桜井さん!」

美月はあまりにもドストライクの完璧な男が現れ興奮して倒れてしまった。


とある部屋。

美月目が覚める。

美月「私、倒れたんだ。ということは」

海斗「目、覚めた」

海斗は眼鏡をかけている。

美月「か、かっこいい」

海斗「起きて一発目その発言」

美月「ご、ごめんつい、ありがとね。もしかしてここまで運んでくれたの」

海斗「まぁ倒れていたから」

美月「もしかしてお姫様抱っこで」

海斗「バカ、違うよ。おんぶ、おんぶで運んだよ」

美月「おんぶ!そんな時に何で私は気絶してるんだよ」

海斗「気絶してたからおんぶしただけ、通常はしないよそんなこと…それよりだ」

美月「なに…」

海斗「秘密を知られてしまったからにはこのまま帰すわけには行かない」

美月「な、なに私今日ここでお泊まり、今日可愛い下着付けてないよ…」

海斗「ちが〜〜〜う。なに勘違いしてるんだ。俺の正体を見られたから黙っておいてくれってことだよ」

美月「どうして、せっかくかっこいいのに」

海斗「そういうのが嫌で色々したんだ」

美月「そういえば、全然目が違う〜」

海斗「特殊なカラコンを入れて、その上メガネで目の印象を変えたり、わざと猫背にして身長も抑えた。髪もワックスも付けず先生にも目を付けられない当たり障りのないゴクゴク一般的な普通の子になっていたのに」

美月「勿体無いよ、この容姿でそんなことして」

海斗「もううんざりなの、俺は静かに生活したいんだ。だから東京を離れて婆ちゃんの旅館があるこの町に来たのに…」

美月「だから貴方のお母さん久しぶりに母校に来たって言ってたのね」

海斗「どこまで知ってるんだ、母さん絶対に目立つなって言ったのに」

美月「目立たないようにしてたよ、してたけど溢れ出てたよ美人オーラが」

海斗「はぁ〜もういいやそれは。で、どうしてここへ来たんだ」

美月「それはさっきも言った通りたまたま通りかかって…」

海斗「そんなわけはない。ここは若者が来るような場所でもない。本当のことを言え」

美月「華菜に頼まれたの。貴方のこと調べて欲しいって」

海斗「吉田さん?どうして」

美月「前聞いたでしょう。吉田さんのことどう思うってその返答が良かったぽいよ。あと高身長な人が好きなのもあるけど」

海斗「どうして、素っ気なく返しただろ」

美月「それが逆に華菜の僻をかりたてたっぽいよ自分に興味を持たせたくてちょっと燃えてるし」

海斗「まさかそれが裏目に出るとは」

美月「華菜はちょっと特殊なだけだと思うけど」

海斗「どうしようかな、これから」

美月「あと他にも聞きたいことがあるんだけど、双葉さんとは何か関係あるの」

海斗「ほんとよく見てるな、君は」

美月「もしかして彼女?」

海斗「それは違う。莉乃は母さんの同級生の子供で昔から家族絡みで仲が良く遊んでいたの。何でこの学校を選んだ理由も莉乃がいるから。彼女はいい意味で目立つ存在だからな。全てが彼女に目が向くし、協力して貰える」

美月「じゃああの時カフェにいたのは偶然じゃないのね」

海斗「その通り、彼女に頼まれていた写真があったからな」

美月「エアドロで、その写真って」

海斗「これだよ」

スマホから写真を見たらかっこいいはもとより可愛い系の男の子が写っている。

美月「この子は」

海斗「一歳年下の弟だよ」

美月「えぇ!この子弟なの。でもどうして双葉さんが」

海斗「だって彼氏だからな莉乃の」

美月「えぇ〜〜〜マジで」

海斗「だから俺が彼氏なことは絶対にないの。弟はまだスマホ持たせてもらってないから俺が協力してもらっているお礼に弟の写真を彼女に渡しているの」

美月「それなら他にも方法があるんじゃない」

海斗「もしも彼女のスマホが見られて俺の名前が載っているのがバレたら色々面倒だろ。だからあんな感じにするしかないの」

美月「スパイみたいなことしてるのね」

海斗「男子生徒ほとんどは莉乃のこと好きみたいだけど告白したところで一生実ることはないね」

美月「大体のことはわかったけどそこまでする普通」

海斗「この写真を見ればすぐに分かる俺が静かに過ごしたい理由が」

海斗は家族写真を見せた。

美月「こ、これは納得するわ」

そこに写っていたのは全員美男美女のとんでも写真だった。

美月「だったらもっと暗い感じの大人しい感じがいいんじゃないの」

海斗「それだと逆に帰って目立つし、クラスのイケイケのやつからコキ使われたり、誰かがやりたく無いものを無理やり押し付けられるかもしれない」

海斗「ということで俺は今まで通り普通の子でいたい。運動、勉強はそこそこでみんなに平等に優しく接してただいい人の印象しかない。そして別に彼氏にはねぇぐらいの丁度普通の」

美月の顔に近づいて

海斗「だから彼女を作る気もない」

美月「・・・」

“ドキドキが止まらないよ”

海斗「秘密を知ってしまったからには協力して貰うぞ。安心に学園生活を終えられるように」

美月「はい♡」

完全にときめいている。

海斗「話聞いてる…」

こうして私は超絶イケメン君が普通の子でいられるように協力することになった。


次の日

華菜「美月、わかった橘君のこと」

美月「うん…」

ポワポワしている。

華菜「美月、どうしたのボ〜として」

美月「はぁ!何でもない、何でもない。えっとねぇ双葉さんとは全然何とも無いってよ」

華菜「何とも無いって、あんた直接聞いたの?」

美月「えぇ!違う違う同じカフェにいたけど別々の席で全然そんなそぶり見せなかったから」

華菜「本当に、良かった」

美月「良かったってアンタやっぱり橘君のこと」

華菜「これから色々話てみて良かったら彼氏にするかも」

美月「それはダメだよ!」

華菜「急に大きな声で」

美月「イヤイヤ、華菜にはもっといい人がいるってうんうん」

華菜「アンタやっぱり何か隠してるんじゃないの」

美月「本当に何にもなかったて、ほらこんな時間席に着かないとほらほら」

華菜「ちょっと…本人に聞いたほうが早いかもと思ったけど今日まだ来てない。いつもこの時間座っているのに」


海斗の家

海斗「クシュン。あぁ〜誰かが噂してるなぁ。まさか風邪を引くとは大丈夫だろうな桜井さん」

何かを察知したのか風邪を引いて寝込んでいる海斗であった。


第2話

第3話


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