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他大への大学院試験(院転)の合格で重要なことをまとめてみた
大学院試験って何をすればいいのか?
疑問に思う人は多いと思います。
大学入試みたいに、決まった参考書を解けばOK的なセオリーがないため、
なにをすべきかよくわからない人が多いのでは?と思うのです。
私は大学院で大学と異なる大学の大学院(東大大学院工学系)に進学しました。
いわゆる「院転」です。
他大学の院に進学する場合、より院試の難易度は上がります。
院転は難しい?
大学と同じ大学院に進学する場合、たいていは授業で使用した過去のレジュメや教材のみで対策は可能です。
また、学内のコミュニティも有効活用できるので、優秀な友人に頼ることも容易でしょう。
これらが全く使えず、自力で戦わないといけないのが「院転」です。
特に東大、東工大などの難易度が高いといわれている理系大学院の大学院入試については、(学科やコースによりますが)倍率は低くなく、難しくなりがちです。
そもそも頭がいい(偏差値が高いということ)内部生と勝負しなければならないのですから、自然と難易度はあがります。
外部の大学から別の大学に移るのはハードルが高いように思えます。
私の過去の経験から合格に重要だったことをまとめてみます。
また、ここで書ききれない詳細については別の記事にしようと思います。
他大学の院に進学を検討されている方などの参考になれば、幸いです。
合格に重要なこととは?
やりたい研究の方向性を決める
試験はペーパー試験の得点で最終的な合格を決めるので、試験でいかにしていい点を取るかを考えがちです。
ただ、院転で必ず問われることの一つに「どんな研究がしたいか」ということがあります。
多くの人が研究室を変えずに大学院に進む中、わざわざ大学を変えてまでして他大の院に進学するのですから、それ相応の理由が必要になります。
受け入れる側の教授陣も気になるところですし、院試で必ず問われるポイントになります。
また勉強のモチベーション維持のためにもこれは必要です。
過去問の入手
院転をする外部受験者は内部生と比べるとどうしても情報弱者になってしまいます。
それを表す最たる例が過去問が入手できないことでしょう。
内部生は当然過去問を複数年分持っているし、試験問題を作成する教授のことをよく知っています。
その教授が担当する授業の出題傾向を熟知しており、院試の出題傾向もつかんでいる場合が多いです。
そのような情報を全く知らない外部生は圧倒的に不利です。
この状況を脱するためには、できるだけ多くの過去問の入手が必要です。
他大の院試の過去問はたとえ外部生でも入手できるチャンスがいくつかあります。
詳細は別記事にしたいと考えております。
行きたい研究室とコネクションをつくる
試験が解ければそれで万事OKか、というとそうでもないと思います。
院転した後、研究室の一員として研究に励む必要があることを考えると、
研究室との関係性は大学院入学前から重要なポイントになります。
また、もし行きたい研究室と良好な関係を気づければ、何かしらのサポート
を受けられる場合があります。
研究室によっては、所属する学生が院試の勉強方法などをアドバイスをしてくれる場合があり、このサポートがあると合格に大きく近づきます。
研究室のメンバーや教授などとよい関係を築き、試験面でサポートしてもらうことで、試験でも優位に立てる可能性があがります。
まとめると、
やりたい研究の方向性
過去問の入手
研究所とのコネクション
これらが院転するのにとても重要と考えます。
教材を読んで自力で理解する力、英語力など、ほかにも求められることはありますが、それらを差し置いて、この3要素はマストでしょう。
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