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記憶を消せない『眠れる森』考察概論 #0-1

こんにちは。


執筆中の山鹿警察署のお話と同時並行で
私が放送人を目指すことになったドラマ
フジ系『眠れる森』を1度まとめたく思い
新しいマガジンを制作しちゃおうと。

今年はF系の正月ドラマ『教場』が放送無し。
(下書き保存しているうちに1年経って
 月9レギュラーになってもうた…)

主演は皆の憧れ、木村拓哉。
演出を手掛けるのは中江功さんですよ。

キムタク×中江さんのタッグは
『眠れる森』の他にも『ギフト』や『プライド』
雀士・萩原聖人とW主演の『若者のすべて』など。

ときに『教場』は見ごたえのある作品になり
本放送は大変に楽しむことができました。
(当時は仕事にも絡んだので、より一層)


F系の木曜22時枠『木曜劇場』の平均視聴率。
『眠れる森』の25.2%は歴代最高の数字です。

分かりやすく言うと『白い巨塔』よりも上だし
同世代に分かりやすいのは『電車男』よりも上。


1998年のクリスマスの最終回に向けて
10月クールでの放送となった『眠れる森』。

当時はトレンディドラマが下火になっていた頃。
W主演のキムタクとミポリン(中山美穂)は
最もその時流に乗ってきた俳優・女優といえる。

だが、いざ蓋を開けてみたらドス暗いサスペンス。
視聴者はいきなり一家殺害事件のあらすじを
白抜き明朝体で示されるというきついトラウマ。


「犯人は誰なのか」―。
インターネットも黎明期だった放送当時
掲示板では様々な推測が飛び交った。

そして『眠れる森』の鳥肌モノの伏線と
驚きの結末は後のドラマ構成に
多大なる影響を与えることになったそうで。

況んや、幼かった私もまた魅了され
新卒テレビ局採用ではF系か否かに関係なく
エントリーシートで『眠れる森』を熱く推した。


なぜ、これまでの名作が再放送されないのか。
『千と千尋』の幻のED都市伝説くらいに謎。

本放送の98年以降、再放送されない理由として
(実は再放送はされているのだが…)
巷では、世田谷の事件の影響とされている。
ほんまかな?在職時に聞いときゃよかった。


未だ解決していない世田谷の事件を思い起こすと
放送から2年後の年末。一家惨殺。
犯人がキムタク出演ドラマの服を着ていたこと。

いかにも信憑性が高くみえるような羅列だな。


いずれにしても傑作中の傑作のドラマが
後世に語り継がれないことは実に惜しい。

どこかで『眠れる森』に出会う後輩に向けて。
そして自分が放送人を目指す
最たるきっかけとなった作品への感謝をこめて。


いや、実は
もう一度見返すための口実であるんだがな。
(とか言うてたら、フジテレビローカルで再放送。
 ちゃんと見直しました♡ そらそうよ。)

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