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セカオワ「深海」(ネタバレ)


週末に代々木で開催されたセカオワのツアー「深海」に行った。

セカオワのライブは演出がすごいというのは以前から耳にしていて期待していったのだが、これがとてつもなく期待以上だった。
思ったより歳を感じるMCだったこと以外は完璧だった。

舞台装置も照明も臨場感がありまくりで、観客も含めた会場が丸ごと一つのエンタメ作品だった。

特に印象に残ったのはこの二つ


①ファイトミュージック→サザンカ

不動の応援ソングが二曲連続で演奏され、もう本当になんだって頑張れちゃうぜという気分になった。
ファイトミュージックでは一人称視点で負け続けてきても折れない今までの人生を肯定、サザンカでは二人称視点で誰かの努力を後押し。
本当にたくさん挫けてもがいて苦しんできた深瀬だからこそ、自分を鼓舞して人の背中を押すというこの二曲の流れに説得力があった。
歌っているとき、会場中をちゃんと全部見つめていて、大衆ではなく「1人に届ける×観客分」という心持ちを感じた。


②インスタントラジオ(アンコール)

アンコール2曲目、本当に最後の曲がインスタントラジオだった。
ブラスたっぷりの賑やかなアレンジで照明も明るく虹色。
「音楽で明るい世界に変えたいんだ」という、おそらく当初から核として持って変わっていないであろうセカオワの精神性がたっぷり詰め込まれていた。明るくなったし、みんなで歌うところもあって一体化した気分になったし、最高のアレンジの曲でライブを締めくくってもらった。


明るい曲もダークな曲も披露していたが、全部含めてセカオワの世界観をとことん堪能できる時間だった。

音楽ってどのコンテンツよりも人の内面を剥き出しにして作るから、アーティストとゼロ距離で繋がっている実感を持てる。
これほどまでに人と人を強く結ぶものってないよなと改めて感じるライブだった。

やっぱり私の人生、「衣食住音」だ。

ありがとうセカオワ!!!

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