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エストニア Go teenキャンプ(キャンプリーダーより)7/1~7/16

①地域の背景

GOTEENとは?
 フランスの提携NGO・SJが主導し、NICEも中核を担っている「Go Teen」。近年世界でも日本でも注目され、参加者もコロナ前までは増え続けていた、高校生(Teen)ワークキャンプの改善や推進に取り組む事業です。
今回はそのGOTEENのエストニアでの活動です!

 語学学校「In Down Town」と非営利教育団体「Alternative Language Programs Satellite」(ALPS)が、多文化問題をテーマに毎年開催するサマーキャンプで、10代の若者を対象に開催。14才-16才の若者たちに世界各国の伝統文化に親しんでもらい、グローバル思考や個人の自発性、寛容性、国際理解を目的としている。
 キャンプは、海外からの参加者にとって、エストニアや様々な国の若者と出会い、現地の生活を体験する絶好の機会。2022年の夏のテーマは「Sciences for Life(生命の科学)でした☆

②活動内容

 前半一週間、後半一週間に分かれて、サマーキャンプの運営のお手伝いを行いました。語学学校の中だけではなくて、近くの公園や海外に行って、科学に関するゲームや実験を行いました。
 また運営側(リーダー)も多国籍なメンバーが集まっていたことから、(アメリカ、ドイツ、エストニア、ロシア、メキシコ、ケニア)自分の国の文化や遊び、ゲーム等を子どもたちに紹介して楽しみました。
 私は日本文化紹介として写真を使い、寿司やラーメン等の日本食や漫画等を紹介、また空手をやっている私は、日本から空手道着を現地へ持って行き、子どもたちに空手を教えました。皆最初は恥ずかしそうにやっていましたが、段々と声が出てきて楽しそうにやっていました。
 週末には蜂蜜農家や博物館に行き、エストニアの文化を学びました。

③成果と課題

 世界中の10代の子どもたちと一緒にたくさん学び、たくさんのことを経験した2週間でした。
 2週間を通して、私たちリーダーは子どもたちにそれぞれの国の文化を教え、また皆の国のそれぞれの文化も教えてもらい、お互いに世界が広がったように思います。
 前半後半合わせて50人近くの子どもたちが集まってくれましたが、リーダーと現地スタッフが協力して運営、プログラム内容を考えてとても素敵なサマーキャンプになりました。

④印象に残った出来事

 高校生世代の子どもたちと語学学校での授業が終わった後に、ケンタッキーを食べに行ったり、海に遊びに出かけたこと。高校生たちはとても元気で、ワークできつい時もみんなからパワーや刺激をもらっていました。放課後に遊びに出かける感じが、本当に高校生に戻ったような気持ちでした。

感想

 2週間、世界の10代の子どもたちと一緒に生活し学んでみて、正直私はもっと10代のときに彼らのように勉強しといたらよかったなとネガティブな感情を持っていました。英語も彼らより話せないし、聞き取れないし、科学についての知識もない。ワークキャンプ中も楽しかった反面、そのように考えすぎてしまい気持ちが落ちているときもありました。
 しかし先ほども書いた通り子どもたちの笑顔と元気さに刺激やパワーをもらい、先生と子どもではなく、彼らと同じ目線で活動することで、まだまだ23歳!彼らと一緒に頑張ろうと前向きになることができました。
 またエストニアの町並みはとてもきれいで、ワークキャンプ中に関わったエストニア人もロシア人もウクライナ人もみんな優しく、戦争が続くこの時代に少し複雑な気持ちになりました。しかしこのきれいなエストニアの街と、活動に参加してくれた10代の子どもたちの為に微力かもしれないけどNICE職員として頑張ろうと思いました。
 今回のワークキャンプはこのように色々なことを考え、今後にとってプラスになるワークキャンプだったと思います。


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