見出し画像

尿管結石って、すごく痛いんです。③更に1年後・・・。


更に1年後に

前回、17年の時を経て、悪夢の再来により苦しみましたが、更に1年後に、また尿管結石となりました。
3度目となり、1年という短いスパンでの再発なので、今回は、苦しみ悶えて救急車という騒ぎには至りませんでしたが、またまた、初体験がありましたので、お付き合い頂ければと思います。

また、尿管結石に

2017年11月に、腰痛から始まり、お腹に痛みが起こりました。
今回は動けなくなる前に、必殺アイテムの「座薬」を使いましたので、難を逃れました。
何の痛みなんだ?とは思いませんでした。過去の経験から明らかです。
そう、尿管結石なのです。
すぐに、病院に行き、CT検査をして頂いたら、やはり結石が出来て尿管に落ちて来ていました。大きさは、縦8㎜、横5㎜くらいでした。
医師からは、「自然排出するか、1ヵ月くらい様子を見よう」と言われ、その日は、薬を処方してもらい帰宅しました。

手術することに決定

11月下旬に、再度、病院を受診し、尿検査、CT検査を行った結果、やはり結石はお腹に残ったままでした。
医師から、「あまり放置していると、おしっこの流れが悪く、腎臓に逆流して他の感染症等を発症してしまう恐れがあるので、取りましょう!」との事で、経尿道的結石摘出術という手術で取り除くことになりました。

経尿道的結石摘出術
尿道から石のある場所まで内視鏡(カメラ)を挿入し、水を流して石を見ながらレーザーやその他の破砕装置を使って石を割り、破砕片を体外に取り出します。
手術が終わったら尿道にくだを入れ、腎から膀胱までの間、つまり尿管の中にステントという管を入れます。

入院生活の開始

入院準備

手術の日程は、12月となりました。
入院前に、検査や手術・麻酔の説明を受けて、入院の準備を淡々とこなして行きました。
月曜日に入院し、翌日の火曜日に手術を行い、術後の様子で退院日を決めるとのことで、約1週間くらいの入院生活となるそうです。
事前に、説明を受けていたため、不安はありませんでした。

入院日当日は、病院で手続きを済ませ、病棟に案内されました。
時は経ちましたが、2度目の入院。この時点では、痛みも不安もなく、暇を持て余し、テレビを観ながらゆっくりした時を過ごしました。
夜、寝る前に下剤を飲み、就寝。

手術前の緊張

手術は午前中のため、起床後に手術着に着替えて、待機となりました。
手術の時間がやってきたので、看護師とともに手術室へと向かいました。
手術室の前に来た時は、初めての手術ということもあり緊張感が増してきたことを記憶しています。

手術台に寝て、マスクを口に付けて、医師から「麻酔を投与するので、数字を数えて下さい」と言われ、「1・2・3・・・」と数え始めた後の記憶はありませんでした。すぐに麻酔がきいて寝てしまったんですね。

手術は無事終了しました

医師から、声を掛けられて目を覚ますと、手術は終わっていました。
時間にして1時間30分くらいと言われました。
私自身は、寝ていたので一瞬でした。全身麻酔のすごさを実感しました。
まだ、麻効いているので、意識はもうろうとしたまま、担架に移されました。
その時、私は「取れた結石は記念に持ち帰りたい」と医師に伝えて、手術室を後にしました。

とても長い夜でした・・・

その後、病室のベットに戻り、点滴、おしっこを排出する管、足のマッサージをする機器を付けられ、ベットから動けない状態になりました。
しかし、麻酔のおかげで夜までは寝ていられたので、不便はありませんでしたが、だんだんと目が覚めてくると、ベットで動けないことの不便さが増してきて苦痛を感じるようになりました。
特に、マッサージの機器を足に付けていると、常にポンプが作動していて、足の筋肉の圧縮と機械音が気になり、苦痛で寝れませんでした。
とても長い夜でした・・・。


手術後の点滴

そして、おしっこをする時は痛みが凄いんです。真っ赤な血が出てきて、あまりの痛みにおしっこをするのをためらってしまいます。
翌朝、マッサージ機器は外されて、午後にはおしっこの管も外されました。少し自由が出来ましたが、おしっこをした時の痛みは、まだありました。

手術からベットで拘束されている間には、寝たきりの状態でも飲めるように、ペットボトルのキャップにストローが付いたものを買っておいたので、寝ながら飲むことが出来ました。※これは、おすすめです。

石とのご対面・・・

看護師が、摘出された結石を持ってきてくれました。
かなり大きかったです。
こんなのは、自然には出てこないんでしょうね!

摘出された結石

少し自由になりました

その後の入院生活は快適でした。おしっこの痛みは日が経つにつれ、和らいできました。血もだんだん薄まってきて、1週間くらいで普通になりました。
この時は、まだコロナウイルスなどもない時だったので、病院もかなり自由がありました。
病棟内を歩き回っても、屋上に行っても、売店に行っても、大丈夫でした。
しかし、病院食は、とても美味しいとは言えません。味気ないものばかりで、こればかりは慣れませんでした。
もし、また入院する事があったときは、調味料を持ってこようと思いました。
毎日、病室の窓から見えるラーメン屋が気になって、退院したらラーメン食べようと心に誓いました。

退院後に辛かったこと

そして、4泊5日の入院生活を終え、無事に退院する事が出来ました。
しかし、膀胱から腎臓までにステントという管が入っています。これが、退院後の生活にかなり支障がありました。
それは、膀胱が刺激されているので、常に尿意がしているということ。
常にトイレに行きたいが、刺激を受けているだけで、おしっこが出るとは限らない。常にトイレに行きたいため、出かけられない。
医師からは、1ヵ月くらいとと言われたが、3週間経つ前にお願いして外してもらいました。
個人的には、手術や入院よりも、ステントが入っている状態が一番つらかったですね。

最後に!

尿管結石って、すごく痛いんです。本当に痛いんですよ。
しかし、何回か経験していると、痛みのサイクルがわかってくるので、今回のように、早めの対処が出来るんです。
※何回も経験したくありませんけどね(笑)

今回は、手術という初めての体験をしましたが、これも辛い体験でした。
神様・・・、もう二度とこんな思いはしたくありません!と、祈った49歳の冬でした。
しかし、神はそれを許さなかったんです・・・。
つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?