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光って消えた休日/HSPの日常

待ち侘びていた休日。

絶対にどこへにも行かない
行くものか。

最近の私は休日には必ず外へ出かけ、
出かけなければ気が収まらず、
必ず散財していた
欲を満たすように。

そんな生活をしていたおかげで
平日に学校につくと、
あゝ疲れた 休めなかったなー、と

外からの刺激を過剰に摂取したせいなのか
ひとりでいたい
いさせてくれ
自分に話をさせないでくれ

自分から湧き出るものを
口から外へ伝えることが
とにかくつらい。

そう感じてから
ただ話を聞くのは楽だなと
何気ない話をしている人たち全てに
拍手をしたいと思う。

コミュニケーションをとるのは苦手な方だ

前から話を聞くのが好きで、
相槌も得意なほうだと
根拠もなく思っている。

でもなぜか

親しい相手と話すとき
必ずと言っていいほど
自分から話題を振るし、
自分から遊びに誘う。

それがずっと心の中で
悲しくて
悲しくて
誘ってほしくて
相手から話し始めてほしくて
それをわたしが頷く暇もないくらい
聞いてほしいと思ってほしい

誰からも自分は話しかけてもらえるような人間ではないのだなと
感じて
若干諦めている
親しい友人でさえも

もしこの立場が逆転して
相手から誘われる人だったら
話をしたいと思われる人だったら

それもそれでなんか変か。

と自分で納得させて

次の日の朝になるわけだ

ある欲求不満を
お金を毎週使って発散させるような生活
負のループから抜け出したい

前の自分に戻らなければなという一心で
やっと心が落ち着いた今、
このゆったりとした日常が
とてもしっくりきた。

HSPである自分を認め、
自分に合った生活
身の丈に合った生活をするべきだと
絶対に出かけないと決めた休日に
思っている。

今、いわゆるサブスクリプションで
映画やドラマなどの配信を観ながら
寝落ちするという
王道な休日の過ごし方をしている。

目が覚めて
汗ばんだ体にまとわりつくモコモコの毛布を足で追いやって
平日に疲れ切った目を休める為に
オールナイトニッポンの聞き逃し配信を聞いていた

聞いている途中
ヘリコプターが頭上を通り過ぎる音。
大きすぎで一瞬
家に落ちるのではないかと怖くなって
カーテンを開ける

あーこんなことで怖がる自分
子どもだなと思う

しばらくしてすっかり日が落ちるのが早くなった風景を眺めていると
何か光るものが空に

星?いや、
ピカピカ点滅しているような

遠すぎて点滅しているのかも確信が持てず
ただ見つめる。

動いていないか?
わからないから指先でずっと
光るものを捕らえるも
よくわからない

しばらく見ていると
急にすっと
消えてしまった。

なんだったのだろう
きっと飛行機かなにかだろうと思うけれど

どこか宇宙からきたUFOだと
信じたい自分もいる。

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