見出し画像

新しい出会い&挑戦の場!コワーキングとコミュニティオフィス運営の想いに迫る!!

こんにちは!6人目のインタビューになります。
今回は青森県八戸市の『合同会社浜と山と』代表の蕨 加奈子(わらび かなこ)さんです!
 蕨さんとは以前私が地域で人と繋がりたいと思い、蕨さんの運営しているローカルコミュニティ風わらうラボに入会したのが出会いです。その後、ラボに参加できず辞めてしまいましたが、今年三戸町で行われたSLC(自身の想いやアクションプランを言語化するプログラム)で再開しました!八戸でWeb系だったら蕨さんと思っていてまさに運命的な再開でした。
 そこで今回は蕨さんに直撃してコミュニティオフィスを立ちあげた想いや経緯、幅広い活動内容や今後の展開、Webディレクターやコワーキングスペースを運営するには?など沢山インタビューしてきました。そして、意外な一面を聞けたり…見どころ満載なので最後までご覧になって楽しんでくださいね!

自己紹介

『合同会社浜と山と』代表。風間一恵さんと運営。ウェブディレクション事務所ワラビノーツ代表。コワーキングとコミュニティオフィス風笑堂(かぜわらうどう)・ローカルコミュニティ風わらうラボ八戸運営。
活動として、Webディレクター、視聴覚障害・シニア向けITサポートチーム”Tap Tap Support"主催。企業向けデジタルサポート・生活者デジタルサポート(スマホの使い方等)を行っています。

蕨 加奈子さん

現在の仕事・活動に至る経緯とは?

 東京で紙・Web媒体の制作をしていましたが、出産を機に夫の希望でUターンしてきました。その後、しばらくは会社員を続けていましたが、業務内容が私のやりたいこととマッチせず、転職を考えましたがWebディレクターの求人はなく、「自分でやるしかないな」と思い独立に至りました。そこで、ウェブディレクション事務所ワラビノーツを立ち上げ、ホームページ制作やWeb周り(SNS運用やホームページの改善)のサポート等を始めました。

ワラビノーツ

2020年コロナ禍にたくさんの事業者さんから相談を受けました。当時は意にそぐわずオンライン化を強いられる世の中になりましたよね。「SNSどうしよう?Zoomってどう使うの?」等の相談が増えました。
 事業者さんと話しているうちに「蕨さん、オンライン公民館みたいなものやったらいいのに!」とアドバイスをいただいたんです。公民館にはさまざまな講座があり、地域の人が出入りしてそこで繋がるコミュニティがあります。私ももともと公民館が好きなので「それいいなぁ!」と思い、地域コーディネーターである友人の風間一恵さんに相談しました。
 2020年6月、風間とともに『ローカルコミュニティ風わらうラボ八戸』を発足し地域の人どうしがつながる活動を行ってきました。そのうちラボのみんなが集まれる場所がほしいと物件を探していて出会ったのが現在の「コワーキングとコミュニティオフィス 風笑堂」です。そして、みんなが集まれる場所として、運営する法人を作った方がいいのではないかと考え、『合同会社 浜と山と』を立ち上げ、風笑堂を作りました。
 風笑堂は元は築約60年の空き家です。今や手にはいらない1枚板や柱など昭和の建築美を活かしたいと思い、リノベーションして使わせていただいています。昭和40年代の建築ですね。今や手に入らない1枚板や柱を生かしたいと思いました。昔は地域の集会所としても使われていていたようで、物件を始めて見た時にこの風情のある縁側で風間とビールを飲む姿が思い浮かび「ここしかない!」と思いました。

風笑堂

https://kazewaraudo.net/

コワーキングスペース(この雰囲気最高です)
落ち着いた空間です

今の仕事・活動をして良かったことは?

 会社員の時に出会う人って限られていますが、今はクライアントさんや風笑堂を利用してくれる方など、本当にさまざまな方にお会いすることができています。会社員の頃に比べ出会える属性が広がったという感じです。
(筆者注:私もインタビューを始めて普段出会わないような人に出会うことができました!1歩踏み出すことで違う世界が見えて面白いなぁと感じています(´;ω;`))
 風笑堂は前に進みたい方の一歩を応援する場です。新しいことに挑戦したい!作品を作りたい!などの相談に来る方もいらして、そういったチャレンジする人の応援をできるのはとても楽しいですね。

インタビュー者自身に迫る!

教えて!その1「好きなこと、自分の強みとは?」

 好きなことはドライブです。1番のストレス発散になっています。
ドライブで気晴らししながら頭を整理しています。目的地はなく、ドライブが目的なんです。先日、風間と車で福島に行きました。東京にいた時も車で往復していたので全然苦じゃないんです。公共交通機関は逆にストレスです…

強みは楽しそうなことへの嗅覚は鋭いかもですね。あと安直に「この指止まれ」をしちゃいます。「これやるけど楽しいと思わない?一緒にやらない?」「コミュニティをやるけど一緒にやらない」って言っちゃうんです。失敗も多いですが…

教えて!その2「仕事をする上で大切にしていることは?」

 関わってくれている人への仁義です。今やっていることは誰かをだましてはいないか、本当にその人のためになっているか。
 ディレクターは、プロジェクトを管理する仕事でミスが起きてはいけないといった当たり前のことがとても大事です。
がそれと同様に大事なのは、関わってくれているクリエイターさんたちが気持ちよく仕事ができる環境を作れているか、自分のしていることは誠実であるか、独りよがりになっていないか、その提案はクライアントのためになっているか、不義理になっていないか。
そして、感謝の気持ちを忘れないこと。
 
風笑堂に関して言えば、使ってくれる方の気持ちを考えたり、大家さんや近所の人への感謝の気持ちをもって、日々仕事をしています。

教えて!その3「蕨さんにとって出会いとは?」

 こう見えて人見知りなんです。出会いが得意ではないですが、ワクワクできるんです。自分を形成しているのは出会いです。私を豊かにしてくれるものです。

教えて!その4「好きな言葉or座右の銘は?」

笑う門には福来たる!

教えて!その5「家族、友人や仲間について(理解や支え、応援はありますか)」

 普段はお姑さんが家事をしてくれていて、とても助かっています。特に晩御飯を作ってくれるのはとてもありがたいです。感謝しています。夫とはお互い良い意味で干渉しないです(笑)良い距離感でやってますよ。

教えて!その5「いま会いたい人は?」

 Twitterのフォロワーさん達にすごく会いたいです!普段よく絡む方たちと飲んだりしたいですね。
 八戸で独立した頃、とにかく八戸の人と知り合いたいと思って実名アカウントのTwitterを始めました。まだ会ったことのないフォロワーさん達にたくさん会いたいです。またTwitterを見てくれる人が風笑堂に来てくれることもあって、大変ありがたいです。

子ども・学生目線

教えて!その1「小さい頃、学生時代の夢は?」

 夢はなかったです。びっくりするくらい何もないです。常にNOWを生きていました。高校を卒業する時にやっと少し考えたくらいで、特に未来設計もなく、今を楽しむ感じでしたね。

教えて!その2「この仕事になるには?目指すには?」

 Webディレクターは、まずは制作会社で経験を積むことをお勧めします。Web関係は「未経験でも月収30万!」といった広告があったりします。デザイナーやエンジニアなら実現可能かもしれませんが、ディレクターは、プロジェクトの人・金・時間を管理する仕事です。独学で覚えても実践で活かすのは難しいです。まずは制作会社に入って体系的に学ぶのがいいと思います。
とはいえWebディレクターを擁する制作会社は少なく、この地域でWebディレクターを学べるところもないので、4月にWebディレクター講座を開催してみました。今後も開催したいと思っています。
 コミュニティ運営に関しては、私は自分の基地とみんなが遊べるような基地がほしかったんです。物事を楽しめることは大事ですね。運営するには多額の費用が掛かるので、経営のことを知る必要もあります。
 コワーキングスペースについても、コワーキング単体では利益を出しづらいサービスです。こういう場を作りたいと相談されることが多いですが、想いだけでは食べていけないという部分はよく伝えています。これは私も起業前によく言われたことなんですけどね。

教えて!その3「将来の夢が分からないです。夢はないとダメですか?」

 無理に探す必要はないです。無理に探して見つかった夢は思い込みの場合が多いですね。夢は見つけるものではなく、見つかるものだと思います。
「これは私がやらなきゃダメなんだ!」とグッときたら、それはあなたの”使命”かもしれません。
起業の相談を受ける時に「その仕事はあなたじゃなきゃダメですか?」と聞いています。自分の使命だと思えるようになるまで、目の前のことや自然に身を任せてみるのもいいと思います。動いてみて分かることって、たくさんあります。
運命が動くとき、ふと風が吹くような感覚があるんです。その風に乗ってみて。
 また今の時代はSNSなど比較対象が多すぎるので、勝手に「あの人はすごいな」と落ち込む方も多いですが、それも気にしなくていいと思います。
隣の芝生は青いものですから。

最後に

これからやってみたいこととは?成し遂げたいことは?

 風笑堂をさまざまな人が出入りしてつながる場にしていきたいと思います。私はそれを見てニコニコしながらお茶を飲んでいたい。それが夢です。
 昔の公民館や集会所のように、ここで出会った人どうしでお仕事が生まれたり、夢への一歩を叶えたりする場になれば、おばあちゃんになった私もニコニコしていると思います。孤独になりがちな赤ちゃんママの寄りどころになったり、不登校の子も出入りしてもいいし、放課後にここで遊んでいってもいいし、困りごとを持っている人が得意ごとをもっている人と出会って困りごとを解消したり。いい知り合いができる場になったらいいなと思っています。

今進路に悩んでいる学生やモヤモヤしている社会人にメッセージ

 いろいろ楽しそうなことをやってほしいです。失敗してもいいです。若いうちはなんぼでもやり直しがききます。年をとると時間も体力もなくなっていきますから。
 でも、子どもたちが挑戦できるよう大人が邪魔しない社会作りも必要です。大人が突きつけられる課題でもありますね。

蕨さんから見た八戸の魅力とは?県南地方とは?

 地域の魅力ってどこの地域にもあると思っていて、八戸だから、県南だからとう想いはさほどありません。それより大切なのは、いかにみんながこの地域で楽しく暮らせるかだと思うんです。自分の半径5m以内、家族や友人がハッピーになれれば、それがつながって結果的にみんなが幸せになる。八戸は楽しいまちなので、もっと生きやすい町になるといいなと思います。

今後の展開や宣伝(アピールポイント)について

 風笑堂では、事業者も生活者も地域の人が出入りしつながる場として、さまざまな講座や場を提供をしていきます。ぜひたくさんの方に参加していただきたいと思っています。
 また、皆さんが前に進むための挑戦の場としても活用してほしいです。起業相談や移住相談も受け付けています。新しいことに挑戦したいという方を、全力で応援します!

次のインタビュー者の紹介

 チョークアート作家の津久家康博(つぐえ やすひろ)さんです。風笑堂の倉庫を作業場として使ってもらっています。先日、テレビ番組(わっち)にも取材された、これから注目の作家さんですよ!

https://www.instagram.com/hanb_craftcorps/

今回のインタビューで思ったこと

 今回、蕨さんにインタビューしてコミュニティと言えばビジネスの場というイメージがありましたが、集会所や公民館のような場と聞いて、地域の皆さんが集える居場所作りなんだなと感じました。昔は町内会や地域の祭りだったり集まれる場がありましたが、今はご近所繋がりも減り、人との出会いや交流関係も少なかったりで、そのまま大人になるケースもあるかと思います。これはビジネスに限らずですが、出会いを通して楽しいこと、ワクワクすることが生まれます。でもどこに行っていいか分からずそのまま機会を逃がすこともあるかと思います(私がそうでした…)
 風笑堂のような場所があると人とのつながりが広がっていき、楽しみが増えることで蕨さんの言う生きやすい地域になっていくんですね。
 風笑堂では、現在毎月様々なワクワクするイベントが行われています。そして、おばあちゃんの家のように疲れたら来てゆったりするのも良し、そこに来ていた人とおしゃべりするのも良し、何か教えてもらうのも良し、知っていることを教えてあげるのも良し、いろいろな利用の仕方ができるので無限大です!
 また、蕨さんの言うおばあちゃんになっても楽しくいれて、自分が自信をもって生きていたら、その子どもや孫にもそんな文化が繋がっていって地域に住んでいるみんなが笑顔で暮らせるそんな支え合う社会になったら今課題のまちづくりも解消していくのではないかと思います。
 モヤモヤした日々を送っていて、何かにチャレンジしたい!失敗したらどうしよう…と思っている方、ビジネスでも新しい出会いや仲間がほしい方、風笑堂に行って蕨さんに会いにいきましょう!きっとあなたの想いに共感してくれて、新しい1歩を踏み出す場になりますよ!

築60年の古民家は感動ものです(´;ω;`)ウゥゥ

今回のインタビュー記事を読んでくれることで学生さん、子どもの保護者、そして社会人と何か変われるきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。



















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?