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マーケターとはいうけれど、得意なマーケティングしかできません。

 マーケターも、マーケティング全てが得意じゃない


マーケティングに10年関わっていて、ポジションやスキルアップに応じて、やれることがどんどん増えていると感じてきました。

一方で、マーケターとして期待される事のうち、自分で全然出来てないと感じることも年々増えています。


私は、数字を扱うのは得意。たとえば

・数字を分解して、変化の要因を特定しアクションを打って改善する

・それなりに説得性があるシミュレーションを作る

など、すらすら(は言い過ぎですが)、かけた時間だけ成果が返ってきます。


でも、苦手なのは

・消費者やユーザーが面白がる企画を考える

・広告で消費者に刺さるクリエイティブを作る

といった右脳系は、経験を重ねるものの、非常に緩やかにしか成長しません。


書籍を出しているような -  元USJ森岡さん、元P&G西口さん など- と比較すると、まるで”マーケティング”と名のつくものならなんでも出来る錯覚を起こします(実際、できるレベル・範囲が高次元なのはもちろんですが)。

でも、自身や周りを振り返って、それなりに成果を出せている人でも、マーケティング業務に携わっていれば、しょっちゅう取り組む業務なのに、いまひとつなエリアがあるなと感じます。

私の場合は、学生時代は文系でしたが、社会人として働き始めてから、高度な数学ではなく、四則演算を駆使するレベルでは(それがビジネスの場面の大半)数字を扱うのは、ずっと苦になりませんでした。


マーケティングを例に取りましたが、つまりは、自分の得意な部分を磨いて戦うしかありません。私は営業経験は3年ほどと短いですが、営業でも、その人なりの成果の出し方があるでしょうし、他の職種でもすべからくそうでしょう。

職種や業界といった肩書で自分の専門性を定義するところにとどまらず、自分が苦もなくできる根源の得意にもっと磨きをかけたいと強く感じた昨今でした。



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