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エッセイ『消せぬ。残る。』

 noteは良い作品や文章が沢山溢れています。書くこと読むことが大好きな私にとっては、勝手にクリエイターの皆さんのことを同士だと思っています。
 私は特に文芸系作品に触れたくてnoteを始めたので、掲載された小説を毎日のように読みます。特に4,000字から8,000字の掌編小説や短編小説が、読む自分としては一番フィットする型のようです。
 スキを頂いたら必ずその相手の作品を覗きに伺います。これは、自分の中の決め事の一つです。だって見ず知らずの名もなき作品に興味を抱いて頂いたのです。あくまでも、最低限の御礼として。
 逆にこっちから心揺るがす作品だと思えばスキします。良い作品に出逢えた感謝と、作者自体に興味を抱いてしまうのです。どういう方なのかな、とか。
 そうやって感情的にすぐに興味を抱く場合と、後からじわじわと感情の波が押し寄せてくるパターン。後者は自分の流れている文学の血がずっと湧き上がってくるから、不思議な気持ちとしばらくは付き合っていくことになります。
 まるで、初恋の相手に再会したような気分。こうなっている自分に、たぶん酔っているのでしょうね。そういう時は「自分は病的な活字中読者だ」と、再認識するのです。
 もし、世の中に活字や言葉が無かったら生きる希望を見出せなかったかもしれない。
 書くことが好きなのか?
 はたまた、読むことが好きなのか?
 いや、書くことも読むことも好きなのでしょう。だって、自称・活字中毒者ですから。

【了】

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