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umakarasu_note
来世のキミへさようなら
暮れなずむ夕陽に切ない別れを重ねる
ゆっくりゆっくりと君は言葉を連ねる
童顔で朴訥の君は暮れる陽よりも遅い
ありがとう ごめんね たのしかった
一言一言が丸く丸く重々しい
言葉に嘘偽りが無く 角張ってもいない
うん ありがとう わかった
無意識に泡なのか空気なのか何かを発する
君は泣いた 本当に悲しいのかは分からない
僕は泣いた 間違いなく悲しみの涙
陽が暮れた 君は泣きながら手を振った
死にたくなるような帰途
君を思い出す道程
別れ際に見た君の涙は本物の涙だったろうか
ずっとそればかり考えた
【了】
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