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感性を磨く手段


私は物心ついた頃から、
頭の中で永遠に1人で考え事をする人でした。

頭の中の脳みそが一生懸命働いていることが通常運転で、それがもう気づいたら当たり前の日々を送っていました。

高校生くらいから、さすがに考え込みすぎなんじゃないか?ということで、一旦悩みを書き出してみようと、A4の大きいコピー用紙100枚パックを買って、ひたすら頭の中身を書き殴って、整理するということもしていました。すぐ捨てられるようにノートではなくあえてのコピー用紙でした。

どんな文字の大きさでも、文字を縦に書いても横に書いても少し曲がってても気にせずに、絵を描くような感覚で、永遠に紙に文字を起こしていました。

今ではそれをジャーナリングと呼ぶんですね。
昔やっていた行動に今は名前があり、それが書く瞑想とまで言われているみたいです。
確かに無心で書き続けていた昔の頃の私も、瞑想状態だった気がします。今思えばですが。

そんなわけで、私は今も仕事でノートにメモをすることが多いのですが、相変わらず文字はでかいし、殴り書きなので自分にしか読めない文字で、書いております。そしてすぐにノートがなくなります。

そんな話は置いておいて。

このような考え事をするのが当たり前の生活をしていると、頭が常に忙しいため、自分に意識を向ける時間が少なくなっており、自分の感性が鈍ってきているということに気付かされました。(これは前ご紹介させていただきましたが、Yoga時代に出会ったAiさんとの対話で気付かされました。)

そして、頭が優位な状態を解放するには、

感性を磨くことが大事と教えてもらいました。

感性を磨くには、これまで自分が選ばなさそうなものを選んでみたり、行かなさそうな場所に行ってみたり、とにかくいつもの行動と逆の行動をすることで、いつものルーティーンから解放されて、新しい刺激が入ってくる、というものです。

いつも着ない系統の服を着る、なんかもいいと思います。

そこで、私は実践してみました。

本が好きなのですが、いつもは自分の為になりそうな本や、自分が高められそうな本を自然に選んでいました。

ですが、いつも選ばない本…

絵本を選んでみました!

絵本コーナーではなく、
本がずらりと並んでいる中に
これをたまたま見つけました。

「ぼく モグラ キツネ 馬」

この本、一年前くらいに、
ピラティスのクライアントさんから
教えてもらった記憶があり、
その時は絵本か〜という感じでしたが、

たまたま本屋さんでぶらぶらしていたら
この本を見つけたので、きっと今がタイミングなのだなと、またもや本の直感力が働き、購入しました。

読んでみると、絵本はとても新鮮でした。
まず文字が少ない、ということ。
当たり前のことなんですが、文字が少ないおかげで
一つ一つの言葉が全てずっしりと響いてくるんですよね。

そして絵本のメッセージは、
その時に読むタイミングだったり、
その時に読む人だったり、

で受け取り方が変わるのが絵本の面白さなのかな、と大人になってから絵本に興味が持てるようになりました。

そしてこの本、とてもとても絵が美しいんですよね。

よくいろんな書籍で、
コップの水のお話が出てくると思いますが、

この本では

コップがあることが素晴らしい

と、ただそれだけなんですよね。
この一文だけでも考えさせられることが沢山あります。

人生の楽しみ方

こうやって、普段選ばないようなものを選んだり、
いつもと違う行動をするのって、
そんな簡単にできないと思いますし、
ものによっては勇気が必要なものもあると思います。

でも自分のルーティーンも大切にしつつ、
こういう遊び心を持って生活していくことも
人生がより豊かになっていくことに繋がっていく気がします。

自分の人生に制限をかけずに、
視野を広げて生きていきたいなと思いました。

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