隠れ家

心の整理の為にポツリポツリ書いています。 色んな事を想像しながら文章を考えています。 …

隠れ家

心の整理の為にポツリポツリ書いています。 色んな事を想像しながら文章を考えています。 日々思った事、考えた事、創作文など。☺️

最近の記事

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「革命」に花束を。

 私の中では、今がちょうどいい幸せの位置だから 朝日なんてこのまま、のぼらなくていいって思う…。  言葉と言葉が交わる部分に温かさを感じて、唇を重ねたらどんな風景がみえるのかな。  間違って見えてはいないだろうか…  正しさは何処に落ちてるのだろうか…  不器用な私だから、探すことに夢中になって 大切なものを見失ってしまいそうで怖くなる。  言葉と言葉でキスができるなら、教えて欲しい。  それなら自信を持って心臓に触れられる。  約束のない未来を繋げられる。  私たちは

    • ただ祈る

       バラバラになった心の一粒一粒を集め切れずに それが悲しくて枯れてしまいたいと望んだ日。  なのに死ぬ為に生まれてきた。  僕らは死に向かって生きている。  雨上がりの空を見て、心の奥の記憶に触れた。  そんな空が愛おしいのか憎いのか。  水たまりの無い場所をさけて歩いたって もう沈む一歩手前なのだ。  寝ても起きても何をしても人間だ。  人間でしか無い。  魂が裸になると生きていけないから、自己防衛の為にその姿を選んだ。  認めなきゃいけない。それを選択した僕らは人間を

      • 深海

         怒鳴った。  わめいた。  暴言吐いた。  泣いた。  自分で自分を傷付け相手も傷付けた。  元いた場所を失って  それがどこだったかさえも見失った。  それでも手探りで、歩く為に靴を探した。  元いた場所に戻りたい…  でももう、そこに辿り着く事はない。  そんなのわかっていたことだろう?   それを覚悟で言葉を出したのだろう?  手放せ 掴め  どっちも正しくてどっちも間違いだ。  心の中の石ころを馬鹿みたいに  ひたすらにひたすらに磨いて  大切で愛おしい宝物。

        • 離れても離れても

           もし1人だったら  こんな感情にはならなかった  自分の想像してたよりも  その声は  いいものだってわかってはいるから  ここに立つのは簡単では無くて  適当では生きていけない  執着を手放してしまえば   昔のことを否定しなければならなくなって  それは受け入れ難いことで  悲しくもなるし  惨めにもなる  ただそれだけで  ピリオドを打つことが余計に悔しい  1人だったら  不条理なことも理不尽なことも  少しは許せたのかな・・  なのにもう、1人では無くて

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        「革命」に花束を。

          仮初の夏

           蝉が、けたたましく鳴き始めている。  私の住んでる所は、梅雨明けの宣言が全国で1番早い。  去年と比べて今年はゆったりの梅雨明けだった。  この夏は何を刻めるのだろう。  私の心に目を描けるのだろうか。  自分の木陰も欲しい。  そこに座って、海から来る潮風に舞い込んだ夏の夢を見てみたい。  夏が手をひいてくれる。  夏が感情に名前を付けてくれる。  波に浮かぶ海月のように、頭の中に夏を漂わせれば、何かを掴むたびに夏の匂いが脳を駆けていくだろう。  大好きな氷を口に含

          仮初の夏

          「慕う」

           今日は私の「慕う」気持ちの一つを 書いてみようと思う。  人を想う、声を聴く、メッセージを貰う。  たったそれだけの事が、当たり前ではない、 当たり前の日常の中に入ってくる。  イベント並みに嬉しくて、大事にしたくて それだけで一喜一憂する。  そんな自分が情けなくて、面白くて泣けてくる。  喜びや不安などの強い感情が、胸を貫く感覚だ。  身を焦がしながら「慕う」気持ちは 「飛んで火に入る夏の虫」だと思う。  あらがいたいのに、どうしようもなくて笑うしかない・・。

          「慕う」

          それでいい。

           金曜日の深夜、家からそう遠くない繁華街へ 久しぶりに散歩に出た。  大型連休が始まる前夜で、私もテンションが上がっていたのかもしれない。  スマホの画面を時々見ながら、ダラダラと歩く。  いつもよりは人も多い。  深夜の散歩なんていつぶりだろう…。  少しの眠気が、少しの風とぶつかり合って心地良い。  ふわふわとした感覚で歩いてるうちに、繁華街に入った。  あちこちで色んな声が浮遊をし、入り乱れ、羽目を外しながら喜び、乱舞している。  その雰囲気にホッとした。  熱帯の

          それでいい。

          日常の音のかけら

           ほのかに明るくなっていく夜明けを、ガラス窓から眺めていた。  一晩中つけておいた明かりを消し 朝起きてからの「おはよう」を言う。  出掛ける時の車の出発音。  帰宅してからの「ただいま」と「おかえり」。  コンビニに向かう足どりの音。  家の扉を閉める音。  テーブルでの「いただきます」と「ご馳走様」。  コーヒーを作る時のポットの音。  布団に入ってからその日一日の最後に聴く声。  全ての音と動きが一つ一つ、ゆっくりと馴染んで 耳に入っていく。  何のわだかまりの無い

          日常の音のかけら

          「私の先輩の事」

           新年度を迎えて、新しく出会った先輩の事を 少し話そうと思う。  私の印象としては、とても正直な方だ。  先輩は「当たり前じゃん!」が口ぐせだ(^^)  人によってはその「当たり前」が当たり前じゃない時代なのに、ハッキリと「当たり前だよ!」と 言い切ってくるw  私にはとても安心するワードだ。  地に足が着くのだ。  「そう思っていいのかな…?」とブレブレな時が多い私だけど、その揺れ動きをピタッと止めてくれる。  自分の態度や姿がキリッと締まる感じだ。  細長く伸び、ずっ

          「私の先輩の事」

          「臆病な心」

           毎年4月になると、家の近くで沢山のアマリリスを咲かせる畑がある。  アマリリスの花言葉  「臆病な心」。  3月の頃の話。私の心が、物音一つしない程静まりかえっていた時期がほんの少しだけあった。   物事の本質や、大事な部分を知る為の手掛かりを見失って、自分の心の掴みどころが全く無かったのだ。  自分の心の変化に「取ったり、置いたり」を 繰り返しながら、終止符をどう打つかも悩み、 いつの間にか、前に進むという意識が止まってしまって、残響だけが残った部屋の奥から、出られな

          「臆病な心」

          「受け入れる」とか「尊重」とか…って話。

           人との付き合いに疲れた時に  「何かを大切に思う気持ちに違いは無い?」と ふと思った。  自分とは異なる価値観や考えを受け止める為には 「想像力」というスキルがもの凄く必要になってくる。  その想像力を働かせて、自分以外の人達の持ってるものを意識してみないと、分からないものが多いのだ。  けれど想像力を使ったとしても、1人1人の価値観の存在を受け入れるのは本当に難しい…。  言葉に耳を傾け、受け止めて分かろうと努力はしてみるも自分の価値観と掛け離れてたり、摩擦や衝突を生ん

          「受け入れる」とか「尊重」とか…って話。

          春の波紋

            私には買い物をする時のお気に入りの大型ショッピングモールがある。  そこから見える海は、季節によって様変わりをし、風と共に向かってくる潮の香りがとても心地いい。  ここ最近は、胸の奥が雨もよいと言ってもいいぐらいの重たいものだったけれど、それとは反対の 蒼穹の空のような出会いがあった。  人生の先輩でもあるし、何よりも、とうとうと私の心に水を流れさせ、勢いよく広がらせてくれる。  泡のように消えていく言葉の感覚をしっかりと掴み、大きな水玉にして私に返してくれるのだ。

          春の波紋

          コインランドリー

           靴下だけの乾燥を目的で、コインランドリーに足を運んだ。  ただ外出する理由が欲しかったんだと思う。  乾燥機の中で「チャリン」と転がり回る小銭。  靴下を入れ、ファンが「グルグル」と回り始めてるのを見てると、自分の心もグルグル状態だなぁ…と感じた。  私の思考の元は、ちょっとした心細さから来るものが多い。  心細さからくる「思い」の方に、自分が振り回されているという感覚が強く、心をめぐるというものをコントロールするのがとても難しい。  人の心は本当に複雑だと思う。  テ

          コインランドリー

          言葉と自身

           言葉が自分自身だと身をもって思う事がある。  一つ一つ吐く言葉に鼻をすり寄せ、もっと敏感になれたらその言葉達と仲良くなれるだろうか。  きっと自身を大事にできなければ仲良くなれないと感じる。  言葉を道具にしたって、自分の心と重なってなければ形にもならないし、ぼんやりともしてる。  伝えるために形を整え、その作業の繰り返しだ。  何とも億劫な作業だけど 自分を大事にするというのと同じ事だと思える。  自分自身の表現がきっと言葉なのだと。  それが見つからず、表現できない

          言葉と自身