お弁当作りの思い出
新しいお弁当箱を買ったり、今年は毎日お弁当を作ろうと思っている人も多いのが春。
この時期になると、お弁当で思い出すことがあります。
子供が高校生になり、幼稚園以来のお弁当生活が始まった。
子育て中、これが最後のお弁当作りになると思った。
ネットで作り方を見ながら、「トトロ風パン」を主食に持たせた。
バターロールの表面を薄くスライスし、チーズで目を作った。
その頃、流行っていたキャラ弁を作ろうと張り切った。
学校から帰ってきた子供から、キャラ弁に対してポツリと「今じゃないなあ」と。
子供が幼稚園の頃。
私は、夜勤や残業で子供のお弁当は、夕食のおかずの残りやいつも同じようなメニューばかりだった。
幼稚園から帰った子供が「〇〇ちゃんのお弁当は、お雛様の形になったおにぎりだった」なんて聞くと、胸のあたりがちくっとした。
子供が小さい時に、してあげられなかったことをしたかった。
これって、自己満足だった。
幼稚園の頃の子供から、キャラ弁を作ってほしいともうらやましいとも言われた記憶はない。
子供から本音を聞いたことはない
高校生になって、キャラ弁を作っても子供が抱く思い出はかわらない。
キャラ弁作りは、それきりになった。
その分、子供の好きなものや彩を考えたり、栄養を考えたりして毎日せっせと作った。
春になると思い出す、お弁当作りのおはなし。
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