ゆっくり生きる
ゆっくり生きる
№201
2024.05.16
もし誰かに「究極の健康法を教えてください」と言われたら、「ゆっくり生きること」と私は即座に答えます。
「ゆっくり生きる」という言葉には「健康のすべて」が集約されていると考えられるからです。
私たちの体の調子を支配しているのは自律神経。心臓や胃腸を動かしたり、血液をつくり、血管の収縮を管理するなど「自分では意識して動かせない部分」のすべてを担っているのが自律神経です。この自律神経が乱れると、体の調子が悪くなり、果ては病気になってしまう。
(小林弘幸『ゆっくり生きれば遠くまでいける』大和書房)
究極の健康法とは、ゆっくり生きること。「忙しく、落ち着かない日常」は、自律神経がもっとも乱れやすいライフスタイルだと述べられます。
自律神経が安定するのは、「ゆっくり生きること」にありそうです。自分の生活を振り返ってみても、急ぐことはあっても、ゆっくり生きることへは意識を向けていなかったような気がします。
「ゆっくり歩く」「ゆっくり食べる」「ゆっくり話す」・・・
ゆっくりした動作を心がけてみませんか。
そして、呼吸。
「長息は長生きの秘訣」ともいわれます。
ゆっくり、ふか~く鼻から息を吸い、ゆっくり、ふか~く、なが~く口から息を吐き出すという複式呼吸法があります。
呼吸が浅いと血液に十分な酸素が送り込まれません。
ゆっくりとした呼吸は心も頭もすっきりさせ、自律神経も安定させてくれます。
時代の流れは、刻々と速くなっています。その動きに合わせることなく、「ゆっくり生きること」に心を向けていきたいと思います。
お読みいただき
ありがとうございます
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