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レゲエは植民地時代にイギリスに渡り、ラバーズロックへと進化した。

55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第38弾!

「Bonafide」 マキシー・プリースト

1990年発売

以前このシリーズでレゲエの帝王ボブ・マリーについて書いた時、レゲエという音楽はスタイルだけで行けば、余程のレゲエ好き以外はボブ以外は聞かなくてもいんじゃないかと書きました。

今でもそう感じてる部分はあります。

しかし良い悪いは抜きにして、世の中は何でも進化していくものです。

ジャマイカで生まれたレゲエは、イギリスの植民地時代にイギリス本土へと渡り洗練され、何時の間にかラバーズ・ロックと呼ばれる分野に進化していきました。

ソウルがBCMに、ブルーズがブルースに変わったのと同様ですね。

そして歌われる内容も思想的・政治的なものから、恋愛モノと代わって行きます。

80年代中盤からじわじわムーヴメントが起こり、90年代は日本でも大ブームが起こりました。

UB40・ビッグマウンテン・インナーサークル・エイスオブベースと、大ヒットを飛ばすバンドが沢山でた中、ルーツレゲエを守りながらも新しいジャンルを作り上げたのが、本日紹介するマキシー・プリーストです。

今作はレゲエにR&Bの要素を上手く取り入れ、若い世代にも受け入れられました。

当時グランドビートを生み出し大ヒットしていたSOUL・Ⅱ・SOUL率いる、ジャジーBも参加しています。

往年のファンはこれをレゲエと呼ぶのを憤る人も居ると思うけど、ジャンル分けは別として、当時画期的で斬新な音にワクワクさせられました。

皆様には大ヒットしたシングル曲のPVを。



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