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神を信じない人は【不正行為】に手を染めやすい

神を信じない人は不正行為に手を染めやすい
オタゴ大学の研究

宗教を信じている人が道徳的な行動をする確率が高いのは、昔から研究で証明されている
今回は、昔からある研究を補強するような内容を紹介したい

信仰心のあるアメリカ人98人と信仰心のないアメリカ人153人をオンラインで集めた
参加者には17個のスワヒリ語を翻訳する課題を与えた
参加者はスワヒリ語を知らないので、知識と経験で解かなくてはならない
要するに、直感である

成績が一番よかった人には100ドルの賞金を与えるとも伝えて、やる気を出させた
さらに、参加者の半数には「神に祈りのを捧げると、直感のパフォーマンスが上がる」と伝えた上で、祈りを捧げるように求めた

今回の実験はオンラインで行われており、参加者を監督する人はいない
つまり、自由にカンニングが行える環境だった
信仰心の有無、祈りの有無でカンニングをするのかしないのか調べたのである

課題の答えを分析した結果、やはり信仰心がある人はカンニングが少なかった
さらに、祈りを捧げている場合は、よりカンニングが減っていた

逆に、信仰心がない人が祈りを捧げていた場合、よりカンニングが増えていた

どうにも、信仰心の有無で神に対する考え方が違い、その違いによって祈りを捧げた場合の効果に違いが出たみたいだ
信仰心があると、祈りを捧げると神の存在を強く思い出す
神様に顔向けできない行為をしなくなったと考えれる
信仰心がないと、祈りを捧げても、神はいないのにバカバカしいとなる
誰も見ていないのだから、不正してもいいだろうとなる

日本人は無宗教が多いが、尊敬する人や恩師に顔向けできない、と思えば似たような効果が得られるだろう
万が一、不正行為に手を染めそうになったら、大切な人の存在を思い出して、踏みとどまろう

今回の実験は、アメリカ人かつキリスト教の人を対象にしていた
他の宗教でも同じ結果になるかは不明である
不正行為にも種類(詐欺や不倫など)があるので、すべての不正に対して有効かも不明である

はたして、信じるものは救われるのだろうか?

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オタゴ大学はニュージーランド最古の大学である

参考文献
The divergent effects of prayer on cheating
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/2153599X.2019.1574881

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