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朝に冷たいシャワーを浴びると病気に係る日数が29%減る

朝に冷たいシャワーを浴びると病気に係る日数が29%減る
アムステルダム大学の研究
対象者:18歳~65歳の健康な男女3018人
期間:90日間(2015年の1月~3月)

・研究の意図
冷水を浴びることには健康にメリットがあると言われている
だが、関連性は不明である
朝に冷たいシャワーを浴びることが本当に効果があるのか調べた

・研究の内容
健康な男女を集めて、朝にシャワーを浴びてもらった
グループを4つに別けて、それぞに別の指示を出した
シャワーを浴びた後、30秒間冷水を浴びる
シャワーを浴びた後、60秒間冷水を浴びる
シャワーを浴びた後、90秒間冷水を浴びる
シャワーを浴びるだけ
(冷水の温度は10℃~12℃)
その後、会社への出勤状況を調べて、会社を病欠した日数を確認した

・結論
冷水を浴びたグループは冷水を浴びなかったグループに比べて、病欠した日数が29%減った
冷水を浴びる時間は関係なかった(冷水を浴びたグループで有意差はなかった)
定期的に運動している場合は、病欠した日数が54%も減る
ただし、病気の日数に変化はなかった
一度病気に罹っても、完治までの時間が早まることはない
あくまで、病気に罹りにくくなるのみ

他にも、生活の質や仕事の生産性を調べたが、特に変化はなかった
研究者はプラシーボの可能性は排除できない、と考えている
シャワーを浴びた後に冷水を浴びるだけで簡単にできるので、試す価値はある

冷水で病気に罹りにくくなるのは、褐色脂肪細胞が関係していると考えられる
褐色脂肪細胞が活性化したことで、代謝が上がったとのこと
(褐色脂肪細胞には、脂肪を分解してエネルギーを作る効果がある)
具体的な詳細は不明

参考文献
The Effect of Cold Showering on Health and Work: A Randomized Controlled Trial
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0161749

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